やぎのくらし

小説家で漫画原作者の矢樹純のブログ

3/13のこと

8時半起床。晴れ。朝食はトースト、ウインナー、アップルパイとコーヒー。朝、前の職場(校正者をしていた方の)の友達からメールが来て、仙台に異動になった元同僚が無事だったと教えて貰った。こちらも同じ職場で無事が分かっている人を知らせる。
洗濯したあとは明日幼稚園で配るホワイトデーのプレゼントの準備をして(子供にメッセージを書かせたりラッピングさせたりで親は結構大変なのだ)、それから長女の担任の先生に送るメッセージカードをスクラップブッキングの素材を貼り付けて完成させる。昨日切るところまでやっておいたので今回は30分程で出来た。

そのあとは家族で車で外出。ホームセンターで次女の幼稚園バッグを作るための布を買う。この時にやたらとトイレットペーパーや箱ティッシュを買い込んでいる人が目に付いたのだが、今後それらの物が品切れ状態になるとは思いもしなかったので、呑気に次女の好きな黄色をメインに可愛いチェックの表地と花柄の裏地の布を買って帰った。
すき屋で昼食を食べて、それからドンキホーテへ。店内は節電のため薄暗く、パンの棚が空になっていた。子供のおやつと酒を買って14時帰宅。子供達におやつを食べさせたあと、地震が起きてからほぼ日手帳を一度も開いていなかったので、忘れないうちにと日記をつける。それと電力不足になるかもしれないと聞いたのでピーク時を避けるため炊飯と入浴を済ませておく。
夕食は鶏もも肉のスモーク(業務スーパーで売っていた調理済みのやつ)とキャベツのサラダとご飯で簡単に済ませた。食事中に流していたニュースでこの震災の死者が万単位になるだろうと言っていて、何だか食べ物の味が分からなかった。
子供を寝かしつけたあと、牛人間が急ぎの仕事があると言ってパソコンに向かい始めたので自分も仕事をする。しかし震災で死んだ人のことが頭を離れず、全然考えがまとまらない。Twitterでは「今自分に出来ることはこれだから」と黙々と仕事をしている作家さんがたくさんいて、そういう人達に比べて自分は何て使えない人間なんだろうと思う。
結局ほとんど仕事が進まないうちに牛人間の仕事が終わり、地震の起きる前に借りた週末中に見ないといけない映画を観ることになった。これが自分で借りたのだが『4ヶ月、3週と2日

という映画で、中絶の禁止されていた時代のルーマニアで女子大生が闇医者に金を払って中絶をするルームメイトの手伝いをする、という何とも言えない内容の話なのだ。観たのが今じゃなければ絶対に自分好みのいたたまれない映画だったのだが、本当に何でこんなタイミングで借りちゃったんだろう。
映画のあとは鬱々とした気分を直すために録画の『レベルE』を観て、明日の停電についてのニュースをチェックして0時就寝。