やぎのくらし

小説家で漫画原作者の矢樹純のブログ

勝手にPOPを書き始める作家

7時起床。曇り。朝食のあと、宝島社からPOPの用紙が届いたのを受け取る。
自分はデビュー作『イノセントブローカー』が発売になった時、作画の加藤と一緒に全国の書店に作者自ら「POPを置かせてください」と電話を掛けまくって手書きPOPを送ろうとし、そのことを送る直前になって編集さんに言ったら「そういうことはきちんと出版社を通してやってください」と諭された過去がある。なので7月に入ってすぐ宝島社の担当さんに「手書きPOPを書きたいんですが」と許可を取ろうとしたのだが、営業さんと相談するとの返答で、なかなか返事が貰えなかった。
それからしばらくして、自分はTwitter経由で8月に隠し玉が自作を含む4冊同時発売であることを知った。営業さんから返事が来ないのは、4冊同時発売なのに一人だけPOPを書かせる訳にはいかないからなのかもしれない。で、一昨日、POPについてやっと返答があり、書店名などを入れない手書きPOPをコピーして配る形にするので所定の用紙に書いて返送することになった。他の作家さんにもPOPの依頼があったようなので、足並みを揃えるということなのだろう。
だが、『女囚霊』でお世話になった地方の書店さんや規模の小さい書店さんには、宝島社の営業さんは恐らく回らないはずだ。それと自分はなるべくなら「○○書店様」と書店名の入った、一枚一枚手書きのPOPを送りたい。そういう気持ち悪い性格の人間だ。なので使えるならこっちを使って貰うつもりで、『女囚霊』でPOPを置かせて貰った書店さんを中心に勝手に書店名入りのPOPを書くことに決めた。
午前中はPOPの文面と書店さんのリストを作り、昼食はピザを焼いて食べる。午後はケーキ屋にプリンの詰め合わせを買いに行き、お隣さんとお向いさんに「昨日は子供がうるさくしてご迷惑かけました」とお詫びに回った(子供の人数が多かったのでテンションが上がってかなり騒がしかったのだ)。そのあと、夫が本の発売を祝って焼肉を食べに行こうと言うので大和のホルモンセンターへ。

ホルモンセンター天狗家 本店

食べログ ホルモンセンター天狗家 本店

16時7分に店に着いたが、店の前に出ているボードに名前を書こうとしたらすでに6組の名前があった。17時の開店まで近くの公園で子供を遊ばせ、時間になったので入る。今日は4点盛り一つと3点盛りを二つ。5人で食べるのにちょうど良い量だった。駐車場に戻るのにさっき遊んでいた公園を通ると、コンクリートの上を蝉の幼虫が這っていたので拾って帰る。
途中、長津田ビバホームのヴィシーズで手書きPOPの用紙を買って19時帰宅。蝉の幼虫と止まり木を以前クワガタを飼っていたケースに入れ、風呂に入って子供を寝せたあと録画の『笑点』と『ナイトスクープ』を観る。その後夫がペルソナ4で遊び出したので自分はPOPを書き始めた。午前1時半まで書いて、寝ようとしたら蝉が羽化していた。

子供と夫を起こして見せたあと、羽が伸びたら飛んでいけるように外に出して2時就寝。