やぎのくらし

小説家で漫画原作者の矢樹純のブログ

近況報告

この頃、細々とやることがあって、それでいて書くほどの変わったことがなくてブログの更新をしていなかったので、近況報告。
まず子供関係の話だと、11月は次女の就学前健診と、息子と長女の学習発表会があった。次女は虫歯も視力も何も問題なく健診をクリアし、待ち時間に学校探検をさせてもらって楽しんでいた。学習発表会では息子も長女もしっかり大きな声で、アサガオの観察や新一年生との交流会について発表できていた。長女のクラスでは朝に百人一首のかるたの時間があるそうで、他にも枕草子雨ニモマケズの暗唱をしたりと面白いことをやっているなと感じた。
自分の方は『あいの結婚相談所』と『禁忌』の単行本が年明けに立て続けに出ることが決まり、その準備と幼稚園の卒園に向けての準備で何かと忙しくしていた。その合間を縫って友達のT夫人と『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ』を観に行ったり漫画家の菅原県さんとYさんを招いて食事会をしたりお母さん友達宅の飲み会にお呼ばれしたりクリスマスリースを作ったり

「あいの…」20話のシナリオを書いたりホラーの短編を書いたりしており、昨日は小説の担当さんと打ち合わせをしてきた。
渡してあった長編1本と短編3本について意見をいただき、今後の方向について話し合った結果、ミステリーホラーの連作短編の企画を進めていくことになった。自分が一番やりたかったジャンルなのでとてもありがたいが、今日担当さんに指摘してもらったことで、自分にはまだ全然作家としての力が足りていないのだと改めて分かった。
自分の作ったものが好きで面白いと感じてしまう病気のために、作品の甘さや不確かさ、汚さに気づけていなかったのだと思う。担当さんに参考になるからと教えていただいた作家さんの講座と本を読んで猛反省するとともに、書くことへの姿勢を一から変えることにした。書くのが好きだし楽しいと思っていたが、自分レベルの人間は、書くことでもっと苦しむべきだったのだ。
逆に「書く」以外のことで苦しんで仕事を進められずにいたりしたことが、本当に情けなく思える。これから時間は掛かるかもしれないが、しっかりしたものを書いて力をつけて、形にしていくつもりだ。
あと、本日37歳になりました。誕生日ですが長女が昨日の夜から熱を出して(今朝は平熱になったけれど)学校を休んでいるため、病院以外どこにも行かずに仕事をしています。