やぎのくらし

小説家で漫画原作者の矢樹純のブログ

日神杯横浜市柔道選手権大会

柔道を習い始めて半年が経ち、今日が子供達の初めての試合の日だった。1年生から出られる大会なので、3人ともそれぞれの学年の部に出場する。
トーナメント制で、まずは長女が最初の試合だった。長女は試合開始から終わるまで、ずっとぼんやりしており、ぼんやりしたままなぜかいきなり技ありのポイントを取った。しかしぼんやりしているのですぐに取り返され、最後は抑え込まれて一本負けした。

柔道の試合を生で観るのも撮るのも初めてで、夫がビデオカメラ、自分が写真を担当したのだが、ぶれた写真かずれた写真しか撮れなかった。
次の試合は次女で、次女は3人の中で一番運動神経が良くて先生からも「この子は気が強いから行けるかも」と評価されていたのだが、シードになったために勝ち上がった強い子と当たることになってしまった。

試合開始後まもなく転がされ、そのまま抑え込まれて負ける。気が強いので、試合のあとはずっと悔し泣きしていた。

最後が息子の試合だった。4年生だと早くから始めている場合が多いので強い子ばかりだろうし、あまり期待せずに観ていたのだが、息子が3人の中で一番長く立っていた。しかし最後は堪えられず投げられて背中をついてしまった。息子はおっとりした性格だが意外と負けず嫌いの一面があり、何もできずに一本負けしたのが相当悔しかったようだ。このあとはずっと暗い表情で他の子達の試合を見ていて、話しかけても返事をしなかった。
帰り道、子供達に今日の感想を聞いてみたところ、息子と次女は「負けて悔しかった。次は勝てるように頑張って稽古する」とやる気を出していた。3人の中で唯一ポイントを取った長女はあまり悔しそうではなかったが、他の2人に同調する感じで「次は勝ちたい(棒読み)」と言っていた。何にせよ、もっと真剣に柔道に取り組む気持ちになれたようで、良い経験になった初試合だった。
ちなみに自分も実は一般無級の部にエントリーしていたのだが、足の怪我が治りきらず棄権することになった。ただでさえ4人しかエントリーしていなかったのが3人になってしまい、他の選手の方に申し訳なかった。