やぎのくらし

小説家で漫画原作者の矢樹純のブログ

2005-12-10から1日間の記事一覧

地獄へ転がっていくようです

その一瞬の不安がストレスになったのだろうか。夜中の12時、あれほど規則的に来ていた陣痛がパッタリと止んだ。 「明日までに生まれなかったら薬は使わず退院」というのが現実になるかもしれない。夫の両親はどう思うだろう。何であの時、看護師は入院した…

出産予定日

12月9日。今日が産婦人科で言われていた出産予定日である。天気は曇り。 病院で出た朝食はご飯と味噌汁と納豆、キャベツのおひたしとツナと豆腐の和え物。全体的に不味かった。 朝の回診ではまだ子宮口が2cmしか開いておらず、今日の夕方に子宮の入り…

よく寝ただけでした

夜の10時、夫が花を抱えて病室に来た。夫は間もなく新しい子供に会えるという喜びで単純に舞い上がっており、それに対して私は色々な不満や不安で沈み込んでいた。夫が持ってきた花はやたら香りが強くて枕元に置くと頭痛がした。 陣痛は全く始まっていない…

子宮口が閉じる

夫と父に、入院することになったと病室から電話する。ここの病院は珍しいことに携帯電話の使用がOKなのだ。さらにここの病院は立ち会い出産が出来る分娩室なので、夫は会社を早退して新幹線でこっちに向かうと言う。間に合わないかもしれないが一応、とい…

結婚記念日の朝

12月8日。今日は私と夫の4回目の結婚記念日だ。天気は晴れ。 7時に起き、朝食にトーストとミルクコーヒー。朝から頻繁にお腹が張り、痛みも少々ある。 病院で受けた入院についての説明で、「経産婦さんはお産の進みが早いので、陣痛でなくても15分お…