やぎのくらし

小説家で漫画原作者の矢樹純のブログ

親孝行がしたくてたまらない

家を探し始めた。部屋の数や広さを考えなければならないので、必然的に子供の数も考える機会が多くなってきた。
牛人間が今日、突然「最近親孝行がしたくてたまらないんだよね」と言い出した。牛人間は結婚10年目に生まれた子供で、両親は結構な年齢(と言っても60歳をちょっと過ぎたくらいだが)になっている。色々と考えるところがあったのだろう。
牛人間は、「うちの親に、なるべく多く孫を作ってあげたい。それくらいしか自分に出来る親孝行は無いと思う」と言った。
牛人間の両親は孫である息子や娘の誕生をとても喜んでくれて、物凄く可愛がってくれている。牛人間には弟が1人いるがまだ結婚しておらず、今後もあまり結婚しなそうとのことなので(本人にその気が無いのだそうだ)、牛人間の両親の孫を作れるのは、今のところ自分達だけになる。
牛人間の両親はお金や物を貰って喜ぶタイプではなく、確かにそれが一番親孝行になるだろうなあと感じた。“なるべく多く”の孫が何人なのかは分からないが、とにかくもう1人は、子供を作ることになると思う。こういう理由で、3人目を作る決断をした。