やぎのくらし

小説家で漫画原作者の矢樹純のブログ

いろんなひとが生きている

今日、公園に行ったら息子の幼稚園の年長組の男の子が、先生と2人だけで遊びに来ていた。この男の子は何度か園内で見かけたことがあるがとてもパワフルな子で、幼稚園で同じ年代の子と遊ぶのが大変そうな様子(見るといつもケンカしている)であった。男の子は先生を独り占めで幼稚園には無いような遊具で遊び、とても嬉しそうだった。
息子を通わせている幼稚園は先生の数が多く、「子供を力の限り可愛がる」という教育方針なので、もし他の園だったらトラブルメーカーになってしまいそうな子も楽しく過ごすことが出来る。息子が結構難しい性格なので、こういうところは本当にありがたいと思う。
しかし、先輩お母さんの話では、こんな風にのびのび育っている子に「うちの子が乱暴された」とか「ちゃんとしつけて貰わないと困る」という密かな苦情もあるらしい。自分の家の子が何の問題も無い子だったら、問題のある子は単に迷惑でしかない。
だが、今の世の中、普通の人と問題のある人が棲み分けられるようにはなっていないのだ。だからそこは排除したり、直らない性質を無理に直そうとするのではなく、今後のための訓練だと思って向き合ったり、やり過ごしたりしてみてはどうだろうか。どちらかというと問題のある人である自分は、そう思う。