やぎのくらし

小説家で漫画原作者の矢樹純のブログ

優しい人は有能だ

4時45分起床。早朝に雨が降っていたが幼稚園に行く頃には止んだ。6時半までいつものように小説を書く。上の子達を送ったあと、11時までまた小説。
今朝、校正の仕事の請負先から、久し振りに「仕事あるけどやる?」というメールが来た。5月の上旬から1ヶ月くらい、在宅の校閲の仕事らしい。詳しい話はまだ分からないが、とりあえず「やる」と返事を出す。1日3回決まった時間に納品する形で、時間の拘束がありそうでちょっと心配だが。
スーパーで買い物して、早めに昼食。冷蔵庫に少しだけ残っていたカレーでカレーうどんを作って食べた。そのあと、今日は幼稚園が修了式でお別れ会などがあるので出掛ける。
まずは子供の保育時間中に空き教室を使って、北海道に引越しするお母さんのお別れ会。有志のお母さん達が幼稚園での思い出の写真をスライドショーにしてDVDを作ってくれて、それをクラスのお母さんみんなで鑑賞してから引越しするお母さんに渡す。
スライドショーは非常に凝っていて、お母さん達が感動して泣いてしまうほどだった。プレゼントされたお母さんもとても喜んでいた。作った人は自分と同じ三人の子供がいる人だった。一番下はまだ赤ちゃんで手が掛かるだろうに、こうやって人を喜ばせるために自分の時間を注ぎ込めるというのは凄い。尊敬してしまう。自分は自分の時間を自分のことにしか使わない利己的な人間なので、こういう人に優しい人に、いつかはなれたらなあと思う。死ぬまでになれればいいのだが。
そのあとは長女のクラスに移動して担任の先生のお別れ会。先生が結婚退職されるというので(夏には赤ちゃんも生まれるそうだ)、これも有志のお母さんの企画でみんなで一緒にお菓子を食べて先生と話して、子供が歌やお花をプレゼントする。自分は安い会費を払った以外は何も仕事をせず、ただぼんやりとその場に居ただけだった。会を企画して進行しているお母さん方は色々なことに気を配りながら忙しく働いていて、申し訳ないなあと思う。
しかも自分はぼんやりし過ぎて息子を迎えに行くのを忘れていて、慌てて気付いて行った時には息子は「誰もお迎えに来てくれない」とパニックを起こして泣いていた。息子が手の付けられない状態になってしまったのを、補助の先生が「お別れ会の方に出ていて大丈夫ですよ」と息子と上手に遊んで面倒を見てくれて、おかげでお別れ会に最後まで出ることが出来た。自分のような出来ない人はこうして、優しくて出来る人に寄り掛かって生きているのである。
お別れ会が終わって先生に挨拶をして15時半帰宅。弁当箱洗って子供におやつ食べさせて、16時から17時45分まで小説書く。夕食はカニ缶とほうれん草のトマトクリームスパゲティ。食事中、息子の歯が取れ掛かっていたので抜いてやる。かなり血が出て焦った。この間抜けたのの隣の歯だった。
台所の掃除をして風呂に入って子供を寝せたあとはまた小説を書く。牛人間は21時半に一度帰宅したあと、近くに住む会社の人に渡すものがあるからとまた出掛けて行き、22時半過ぎに帰って来た。自分もそこで集中力が途切れたので、帰って来た牛人間とビール飲んで『銀魂』と『水曜どうでしょう』のジャングルリベンジ観て寝る。0時就寝。
小説、話が佳境に入ったせいか筆が進んで、お別れ会に出たりで忙しかった割には一日で32枚も書けた。現在原稿用紙換算で507枚。ついに大団円に向けて探偵の謎解きが始まった(このブログに書いたかどうか忘れたが、自分が書いているのは推理小説である)。