やぎのくらし

小説家で漫画原作者の矢樹純のブログ

眠れない夜

今日は息子が幼稚園の一泊保育で、昼過ぎにパジャマや着替えや歯ブラシを詰めた大きなバッグを持って出掛けて行った。キャンプファイヤーや花火など楽しいイベントが盛りだくさんで、夕食はみんなでカレーを作るらしい。初めて子供を一人で外泊させることになり、親としてはちょっと感慨深い思いがしたが、息子はとにかく楽しそうでこちらを振り返ることなく教室に入って行った。
息子を送ったあと、次女と長女にスーパーでアイスを買ってやって食べながら帰る。そして帰宅後は花壇に水を撒く。最近、花壇の周囲に黒いフンのようなものがたくさん落ちており、何だろうと思っていたら、今日水撒きをしていて初めて花壇のアサガオの蔓にしがみついている奴の存在に気付いた。

アゲハの幼虫はこんな色じゃないが大きさはアゲハ並み(体長10cm以上)のこいつは一体何の幼虫なのか。物凄く大きい蛾の幼虫だったら嫌だなあ。
夕食は娘達の希望によりプリキュアのカレー(レトルト)となった。自分は昨日の茄子の味噌炒めの残りを食べた。風呂に入って娘達を寝かしつけて、のんびり本を読んだりネットしていると、作家の村崎百郎さんが頭のおかしい人に刺されて亡くなったというニュースを見つける。
学生時代『ガロ』や『GON!』を愛読していた自分にとって、村崎百郎さんは大好きなライターさんだった。『社会派くんがゆく!』の連載も悪趣味で酷い話が好きなので楽しみに読んでいた。出版社のパーティーでも覆面を付けたままで素顔を明かさなかった人なのに、どうしてキチガイに住所を知られてしまったのか。犯人はネットの掲示板で住所を調べたと言っているらしいが、それが本当だったら住所アップした奴に石くらいぶつけさせて欲しい。そいつのせいで死んだようなもんじゃないか。
今夜は初めての息子が居ない夜ということで落ち着いて眠れないかもと思っていたが、それとは別の理由で寝付けなかった。どうやって犯人は家の中まで入り込んだんだろう。何で村崎さんがターゲットにされなければいけなかったんだろう。本当に悔しい。あと、今後は仕事用の名刺に住所を載せるのは怖いから止めようと思った。