やぎのくらし

小説家で漫画原作者の矢樹純のブログ

謹賀新年


めでたい感じの写真をアップしようとしたのですが、それらしいのが画像ファイルに見当たらなかったので、年末に食べた父の友人が獲った鴨の肉を焼いたのと赤ワインの画像でも載せておきます(大変美味しかったです)
昨年中は一冊も紙の本が出せず、漫画原作者としても作家としても歯がゆい年となってしまったのですが、今年も、もしかしたらそうなるかもしれません。ただ、電子出版の方で『あいの結婚相談所』第3巻を出すことが決まっており、現在そのカバーデザインを決めるなど、準備を進めております。電子書籍が読める環境の方は、どうぞお楽しみに。
今年のうちに『あいの結婚相談所』の紙のコミックスを出せるかはまだ分かりませんが、出せないとしても来年以降にまとめて出す予定なので、それに向けての原稿の書き溜めで、昨年以上に忙しい一年を送ることになりそうです。
自分としては昨年Kindleストアで出した『がらくた少女と人喰い煙突』

『或る集落の●』
或る集落の●

或る集落の●

に続き、電子書籍でミステリーの短編集をもう一冊くらい個人出版したいところですが、そもそも紙の本でミステリーの短編集を出すという企画を最優先しなければならないので、そちらの進行状況によってはそれどころじゃなくなるかもしれません。
おかげさまで「あいの結婚相談所」の打ち切りを回避できた上にペースアップして書くことになったので、そちらの締切もありますし、さらに進行中のホラー漫画の月刊の新連載の企画が通った場合、仕事量的に昨年の倍のペースで働くことになると思われます。その上、最近お話をいただいたサスペンスホラー漫画の新連載の企画が通った場合、そちらは週刊連載となるので、ちょっと予想もしたくないくらい忙しくなります。
本が出ないのに忙しい、というのは、「誰からも何も評価をされないまま、ただ書き続ける」という、作家として非常にフラストレーションが溜まる状況です。人一倍メンタルが弱い自分にはとても耐えられそうにないので、書く力を得るためにも、何かしら作品を発表して、評価していただけるような環境を作りたいです。電子出版では比較的それがしやすい、ということが分かったので、紙の本を出す準備の負担にならない程度に、楽しんで作品を発表いけたらと思います。
何だか忙しい自慢みたいになってますが、そのほとんどが通っていない(お金になるかどうかが決まっていない)企画のための準備作業だというのが悲しいですね。
いつか自信を持って「忙しい」と言える状況になるように(企画が通れば、いずれそちらは紙の本になるので)頑張って企画を通していきたいと思います。
それでは本年も、矢樹純と矢樹純の作品を、どうぞよろしくお願いいたします。