やぎのくらし

小説家で漫画原作者の矢樹純のブログ

初塾弁

6時50分起床。晴れ。朝食に昨日の夕食の豚しゃぶの残りを食べ、夫と子供を送り出したあと柔道着を洗濯する。その後、「あいの結婚相談所」第33話のネームの件で加藤山羊と打ち合わせする。
この何日か、仕事や家事をする気力が湧かず困っていて、ネットでうつ病の人向けのサイトなど見て回る。そこで「日光を浴びると良い」、「ハードルを下げて簡単な仕事をクリアしていくとやる気が出やすい」という記事を見つけ、町内会の班長の仕事である広報紙配りをすることにした。
まとめて渡されていた広報紙を家庭数の分だけ折り畳み、近所に配って回る。日光に当たって元気になったような気もするし、仕事を片づけた達成感も得られた。
おかげでやる気が出てきたので、面倒だと思っていたバレンタインの友チョコ関連の買い物に出かける。昼食はサブウェイでケイジャンチキンサンドを食べて、それからスーパーで食料品を買って帰る。
帰宅後は息子の弁当作り。これも最近気持ちが沈む原因の一つだったのだが、2月から息子の塾の時間数が増え、週に2度、夕飯として弁当を作らなくてはいけなくなったのだ。
息子の中学受験は家族で話し合って決めたことで、受験をするなら塾弁も普通のことである。しかし自分は中学受験の経験がないばかりか塾すら通ったことがなく、《塾で子供が晩ご飯として弁当を食べる》という状況が、親として悪いことをしているような気になってしまうのだ。

罪悪感のあまり息子の好物ばかりを詰めた弁当。
弁当の準備のあとは、小説の直し。実は自分がこのブログを書いている「はてな」と「KADOKAWA」が、『カクヨム』という新しいWeb小説の投稿サイトをオープンすることになり、そこでWeb小説のコンテストを開催するそうなのだ。
https://kakuyomu.jp/contests/kakuyomu_web_novel_001
このコンテストはプロアマ問わずで、すでに発表された作品でも応募可能とのことなので、自分も応募してみることにした。読者選考が一次審査となり、大賞を獲ると賞金100万円&書籍化確定なのだが、大賞作品以外にも出版の可能性があるらしい。デビュー作以来、紙の小説を一冊も出せていない底辺作家として、こういうチャンスは見逃すわけにはいかない。
ただ、最終選考をするのがほぼライトノベルの編集部なので、中年の自分が書いた一般向けの作品は相当場違いのような気もする。まあコンテストに応募するという面だけでなく、多くの人に自分の作品を読んでもらえる機会だと、前向きに考えて参加しようと思う。
昨日、安い肉を多めに買ってあったので、夕食はまた豚しゃぶ。食べ終わったあと、次女が学校の宿題で自分が一歳だった頃の写真とエピソードが必要だというので、過去の日記やアルバムを出してきて「初めて歩いた日」や「初めてしゃべった日」について話し、写真をプリントする。

これが初めて歩き出した頃の写真なのだが、こんなふざけたやつ(夫が撮った)で大丈夫だろうか。
宿題の手伝いが終わり、小説の修正を少しやってから、時間になったので息子を塾に迎えに行く。弁当は美味しかったとのこと。そして弁当を食べ終わったあと、塾の友達と消しゴムの落としっこをして遊んで楽しかったとのことで、時間数が増えたのを嫌がっている様子がなくてほっとした。
21時に帰宅後、夜食に軽く豚しゃぶを食べさせ、息子が風呂に入っている間に娘達を寝せて日記を書いたり帳簿をつけたりする。息子が寝たあと自分も風呂に入り、ビール飲みながら『喧嘩稼業』の5巻

を読んで0時就寝。