やぎのくらし

小説家で漫画原作者の矢樹純のブログ

悲しい本を読みチョコムースを作る

5時20分に起きて弁当を作り、上の子達を起こして日記を書く。家族が家を出たあと、今月締切の短編ミステリーの原稿を書く。

午前中いっぱいパソコンに向かうが、集中力がいまいちな上に文章が下手で、書いていて楽しくない。
良い表現もなかなか思いつかず、苦しい作業になる。

昼に買い物に出て、冷凍ピザをお昼に食べてから台所の引き出しを片づける。
それから明日、ボランティアで絵本の読み聞かせをするので、時間を計りながら軽く練習しておく。
小6の次女のクラスで小学校最後の読み聞かせになるのだが、『悲しい本』という悲しい絵本を選んだ。

悲しい本 (あかね・新えほんシリーズ)

悲しい本 (あかね・新えほんシリーズ)

 

 悲しみにどうやって向き合うか、自分の中の悲しみをどう味わうか、ということが書かれているのだが、6年生の門出を祝う感じがまったくない暗い内容だ。

そのあとは原稿。しかし、調べ物をしていて見つけたネット記事をだらだら読んでしまったりと、全然仕事が捗らない。この調子の悪さはおそらく、単行本の部数にショックを受けているせいだろう。

作家にとって、部数が大幅に下がるというのは危機的な上に悲しいことで、前向きなことを考えて気持ちを立て直そうとしても、心がついていかないのだ。
仕事の締切があるので焦るが、しばらくはこの状態でも仕方がない、と諦めることにする。

下手な文章でもどうにか4枚書き進め、娘達と一緒に家族用のバレンタインチョコの準備をする。

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毎年作っているホワイトチョコのチーズムース。簡単で美味しい。
そのあと、次女を道場に送り迎えして夕食。昨日のすき焼きの残りに具を足して食べた。

夜は『左ききのエレン』の原作版の方を読んでいた。

原作版 左ききのエレン(1): 横浜のバスキア

原作版 左ききのエレン(1): 横浜のバスキア

 

 刺さるセリフやシーンが多くて、自分は集英社から出ている方よりもこちらが好きかもしれない。
今日はベッドに入ってからなかなか寝つけず、0時半頃にやっと寝る。

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