やぎのくらし

小説家で漫画原作者の矢樹純のブログ

小説新潮にホラー短編が掲載されました

5時20分に起きて弁当を作り、子供達を起こしてからランニングへ。2.6km走ってくる。掃除機がけをしてからメルマガを配信しながら書いたのだが、見てくれた方と昨日読んだ「ルックバック」のことなど話せて嬉しかった。

ルックバック - 藤本タツキ | 少年ジャンプ+

昨日の朝、Twitterを眺めていて「朝から凄いものを読んでしまった」というツイートとともに流れてきた漫画のリンクを開いた。タイトルも作者名もよく見ないで読み始めたが、絵で『チェンソーマン』の藤本タツキ先生だと分かり、こういう静かなのも描くんだ…と意外に思いながら読み進めた。そして最終的に変な声が出たり泣いたり呆然としたりした。

感想を言葉にすることが難しいのだが、《面白い作品を書く》と《読んだ人の心を動かす》の両立を目指して努力してきたら、自分のやりたいことが完璧な形でそこにあるのを見てしまった、という感じだった。自分も負けないものを書こう、と大きな力をもらった。

洗濯と朝食のあとClubhouseの朝会。今日は久々に参加されたライターさんもいて、海外の映画祭の話など面白い話が聞けた。今日やることを報告したあと仕事を始める。

『Mother Murder』最終話の推敲、謎解きのクライマックスを残すだけなのだが、読み返すといまいち面白くなかったので情報を出す順番を変えて説明不足な部分を補足し、ほぼ丸ごと書き直す。枚数にすれば12枚程度だがかなり頭を使う作業で、14時半まで掛かってどうにか完成させた。

編集さんに原稿を送り、残り物で昼食を済ませてから買い物してくる。そして今日発売の『小説新潮』8月号にホラー短編が掲載されているので、その告知をする。

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これまで漫画原作ではたくさんホラーを書いてきたが、ホラー小説が掲載されたのは初めてで感慨深かった。

www.shinchosha.co.jp

※こちらの立ち読みページから自分の短編「魂疫(たまえやみ)」の冒頭部分が試し読みできます。

そのあと妹の加藤山羊と電話で仕事のことや家族のことを話し、参加させてもらった『新世代ミステリ作家探訪』が届いていたのを読む。他の作家さんがミステリーについてとても深く考えておられて、それに対して自分は…と一緒に載っていることに腰が引けるが、とにかく面白くてためになることがたくさん書かれていた。

いくつかインタビューを読んだあときゅうりの酢の物やナスの煮浸しなどの副菜を作り、夕飯の支度。アボカドが1個98円だったので今日はアボカドサーモン丼にした。

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f:id:ieyagi:20210720185930j:plain夜は『怪物事変』を読んで、《ともコーラ》のハイボールを飲みながら『三ツ星キャンプ』を観て23時半就寝。

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