やぎのくらし

小説家で漫画原作者の矢樹純のブログ

柊サナカ先生と毒展へ

5時10分に起きてお弁当を作り、息子と長女を起こす。朝から出かけるのでランニングは休んだ。昨日書かなかった日記を書き、メルマガを半分だけ書いて次女を起こす。

洗濯物を干したあと、掃除機をかけてから朝食を済ませて身支度をする。昨日より早めの時間に家を出て上野へ向かった。電車の中では小川哲先生の『君のクイズ』を読んでいた。文庫本でなく単行本を持ち歩いて読むのは久しぶりのことだ。

国立科学博物館の前で小説家の柊サナカさんと合流し、目当ての《毒展》へ。「これは(作品に)使えそう」「これは(作品に)使いづらい」などと話し合いながら、毒を持つ動物や植物、鉱物について学ぶ。どんな種類の毒があるかというだけでなく、毒が生物の進化にどう関わっているか、人間がどんなことに毒を利用してきたかなど、様々な視点で毒を捉える展示内容となっていて勉強になった。

博物館を出たあとは駅前の方へ戻り、《さくらテラス》のレストランでランチ。美味しいローストチキンを食べつつ、柊さんと仕事のことや家庭のことなどゆっくりおしゃべりする。昨年末に光文社から発売された『マザー・マーダー』が細谷正充賞を受賞したお祝いに、素敵なプレゼントまでいただいて嬉しかった。

ランチを終えてもまだまだ話したかったので星乃珈琲に移動する。こちらではプリンを頼んでコーヒーを飲みつつ、仕事や家庭の愚痴などを聞いてもらった。

駅で柊さんにお礼を言って別れ、帰りの電車でも『君のクイズ』を読んで18時過ぎに帰宅。夕飯は昨日までのおかずの残りがあったのでそれで各自済ませてもらい、自分はおかずをつまみに晩酌しながら『君のクイズ』を読む。

22時半、読了。最後までひたすらロジカルな謎解きとドラマで楽しませてもらった。「頭の良い人はこういうふうに物事を考えているのか」と、賢い人の頭の中を覗いているような感覚にドキドキした。自分には書けないタイプのミステリーだ、と思うと同時に、自分が好んで書く《どんでん返し》は、こういう賢い人達とは違う頭の使い方で書いているのかもしれない、とぼんやり思った(賢くないので上手く言葉に出来ないが)。
洗い物を片づけて23時就寝。

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