やぎのくらし

小説家で漫画原作者の矢樹純のブログ

『夫の骨』発売キャンペーン・その2「裂けた繭」無料公開

ミステリー短編集『夫の骨』発売キャンペーンの第2弾として、『夫の骨』に収録されなかった短編ミステリー「裂けた繭」を丸ごと無料で公開いたします。

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引きこもり青年の汚部屋が舞台の密室ものとなっております。

「裂けた繭」は他の作品とテイストが違うということで収録されなかったのですが、テイストは違っても《家族の歪み》&《どんでん返し》というコンセプトは同じです。
こちらが気に入った方には、『夫の骨』はストライクの作品だと思いますので、ぜひお読みいただければと思います。

夫の骨 (祥伝社文庫)

夫の骨 (祥伝社文庫)

 

 なお、すでに『夫の骨』を読んでくださった方には、より楽しんでいただける内容となっております。読み終わると、これを何話目に入れるのが効果的か考えたくなりますよ。

ぜひ多くの方に読んでいただきたいです。皆さま、どうぞよろしくお願いいたします。

『夫の骨』発売一週間の経過報告

ミステリー短編集『夫の骨』(祥伝社文庫)発売から一週間が経ちました。

夫の骨 (祥伝社文庫)

夫の骨 (祥伝社文庫)

 

 日に何度もエゴサーチをして《夫の骨》の感想を探しているのですが、なかなか見つかりません。ということは今のところ、あまり売れていないのだと思います。
ただ、発見した数少ない感想は全て好意的なものだったので、楽しんでいただけてほっとしました。

もっと売れて欲しいのですが、Amazonではまだレビューもついていませんし、評判にもなっていないので、難しい状況です。
作者として、少しでも『夫の骨』を知ってもらうのに貢献できればと、Twitterで本文の一部を紹介するプロモーションを始めました。

なるべく作品の雰囲気が伝わるような部分を選んでいるので、ご興味を持たれた方は、ぜひAmazonのリンクをクリックしていただければと思います。

しつこく内容を紹介しますと、『夫の骨』は、家族をテーマにしたミステリー短編集です。

  • 義母のあとを追うように事故死した夫の遺品を整理していた《私》は、物置の中で、身元不明の乳児の骨を発見する(「夫の骨」)
  • 姉のマンションに居候する《私》は、姉にはどうしても言えない秘密を抱えていた(「朽ちない花」)
  • 孫から助けを求められた《私》は、一緒に暮らす娘の目を盗んで夫の残したお金を振り込もうとする(「柔らかな背」)
  • 実家を出て東京で一人暮らしをしている《私》は、妹と妹の婚約者に、ある疑念を抱いていた(「ひずんだ鏡」)
  • 娘の中学受験を来月に控え、弁当作りや塾の送り迎えに忙しい《私》の元に、ある女から電話があった(「絵馬の赦し」)
  • 夫の暴力に耐えかねた《私》は友人の山荘の管理人となる。だが静かな生活に突然《災厄》が訪れた(「虚ろの檻」)
  • 父の法要に現れなかった妹。そしてその夜、《私》はいつも冷静な母の異様な行動を目にする(「鼠の家」)
  • 妻と離婚し、娘との二人暮らしを続けてきた《私》は、ある日、娘からダムに連れて行って欲しいと頼まれる(「ダムの底」)
  • 夫と息子の三人で慎ましく暮らしてきた《私》は、家族を守るために恐ろしい決断をする(「かけがえのないあなた」)

以上の9編を収録しています。

様々な関係性の家族が、日常をほんの少し踏み外したことで、《普通》でいられなくなっていくお話です。すべての物語が、予想のつかない結末に繋がっています。

それぞれの立場で《家族》として生きておられる皆さまに、きっと楽しんでいただける内容です。ぜひお手に取っていただければと思います。
そして、もし気に入っていただけたなら、誰かにおすすめしてくださると嬉しいです。

ミステリー短編集『夫の骨』本日発売

矢樹純のミステリー短編集『夫の骨』(祥伝社文庫)が本日発売されました。

夫の骨 (祥伝社文庫)

夫の骨 (祥伝社文庫)

 

 かけがえのない家族と分かり合えず、傷つけられながらも、それでも家族を守り、繋がろうとする人達の物語です。
様々な9つの家族の形を、深く、丁寧に描きました。

このように書くと、ミステリーっぽくないと思われるかもしれませんが、ミステリーとしての純度は相当高めなのでご安心ください。9編とも、ほぼ間違いなく予想を裏切る結末になっています。
発売前に読んでくださった書店員の方にも、「想像が全て当たりませんでした」というありがたい感想をいただきました。

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ぜひ多くの方に読んでいただきたいですが、特に「とにかく怖いものが見たい方」、「家族との関係に不満を抱えている方」、「予想を裏切られるとテンションが上がる方」には突き刺さる内容になっております。

また、『夫の骨』発売キャンペーンといたしまして、Kindleで販売しているホラー短編集『或る集落の●』を4/14(日)午後5時頃までの期間限定で、無料でご提供いたします。

或る集落の●

或る集落の●

 

 ※Kindleで読めない方は、第1話をこちらからお読みいただけます→https://note.mu/yagi_jun/m/mf7c5d37cfd9a

ジャンルはホラーですが、『夫の骨』に通じる暗く湿った怖さのある作品ですので、参考になるかと思います。

読んでくださった方は、ブログのコメントでも、Twitterでこっそりつぶやくのでもいいので、感想をいただけるととても嬉しいです。
皆さま、どうぞよろしくお願いいたします。

『夫の骨』発売キャンペーン・その1『或る集落の●』期間限定無料

いよいよ今週の金曜日、4/12にミステリー短編集『夫の骨』が発売となります。

夫の骨 (祥伝社文庫)

夫の骨 (祥伝社文庫)

 

 発売までに、少しでも多くの方に作品に興味を持っていただければと思いまして、そのキャンペーンとして、Kindle個人出版しているホラー短編集『或る集落の●(まる)』を5日間、無料にさせていただくことにしました。

或る集落の●

或る集落の●

 

 『或る集落の●』には、青森のとある集落を舞台にした、不思議で恐ろしいお話が4編収録されています。
ジャンルはホラーですが、どの作品も『夫の骨』に通じる怖さがあり、そして『夫の骨』のように、それぞれ違った読み味の結末が用意されています。
無料となる期間は4/9(火)午後5時頃から4/14(日)午後5時頃までです。
読んでみて、こういうお話がお好きであれば、ぜひ『夫の骨』を予約いただければと思います。どうかよろしくお願いいたします。

『夫の骨』書影出ました

一週間後の4/12(金)に発売されるミステリー短編集『夫の骨』、Amazonで書影が出ました。

夫の骨 (祥伝社文庫)

夫の骨 (祥伝社文庫)

 

すでに予約も可能です。

すれ違い、傷つけ合いながらも離れがたい《家族》をテーマにした、9つのお話が収録されています。
怖い。切ない。救われない、あるいは救いがある。
それぞれ読み味が違う物語ですが、そのすべてが予想を裏切る結末となっています。

今回、発売前に書店員の方にプルーフを読んでいただき、寄せていただいた感想を帯に入れてもらっています。デビュー以来初めてのことで、嬉しくて何度も読み返しました。

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「感情がいそがしい!!」
「想像が全て当たりませんでした。」
という感想をいただけたのは、自分がこの作品で狙ったことがきちんとできていたということなので、ほっとしました。
なので、いつも以上に自信を持って「読んでください」と言えます。
きっと損はさせませんので、発売を楽しみにしていてください。
来週末までに本屋さんに行く時間のない方や、買うのを忘れてしまいそうな方は、上のAmazonリンクからぜひご予約ください。

家族でお花見

8時に起きて洗濯をして、お花見弁当の準備をする。餃子の皮の余りにスライスチーズと大葉を包んで焼き、昨日買ったサーモンの刺身をカルパッチョにした。

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身支度をしてレジャーシートや飲み物、弁当を詰めて、家族で近所の自然公園へ。
桜はちょうど満開だった。

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中学生の息子の友達も合流し、みんなでお弁当を食べる。去年までは3家族くらいで集まっていたのだが、習いごとや塾や進学でそれぞれ忙しく、今年はうちの家族と息子の友達だけでの花見となった。

ちょっと寂しいが、うちの子だけで3人いるので、遊ぶには困らないようだ。
子供達はLINEを使ったかくれんぼ(5分おきに自分がいる場所のヒントの画像をグループLINEに送る)をしたり、バドミントンをしたりと、夕方まで延々と遊んでいた。

帰宅して、夕飯は簡単に市販のピザで済ませた。
風呂に入って録画の『いだてん』を観て、新作のミステリーを読んで寝る。

チーズケーキを焼き、ミステリーを読む

5時20分に起きて息子の弁当を作り、メルマガを書く。その後、朝食と洗濯。
午前中は『ノースライト』を読み、昼前に車で外出。皮膚科で小5次女のアトピーの薬をもらい、スーパーと薬局で買い物してくる。
12時半、午前授業の中1長女と次女が帰ってきたので昼食。今日はスパゲティナポリタンを作った。

最近、チーズケーキが無性に食べたくて、以前作って簡単だった気がしたので、娘達に手伝わせて焼いてみた。

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確かに簡単だし、味もそこそこ美味しくできたのだが、ケーキ屋で買った方が各段に美味しいと思う。子供達は喜んで食べてくれたが。

ケーキを冷ましている間にメルマガを見直して配信予約してブログを更新。ケーキを食べたあとはずっと『ノースライト』を読んでいた。いよいよ面白くなってきたが、しっかり味わいたいので、急がないように読む。

夕飯は味噌味の豚丼。食後、台所の掃除をしながら、radikoで昨日のラジコフェスを聴く。最初の伊集院さんの出ている1時間、爆笑問題の太田も伊集院さんもどうかしていて最高だった。

日記を書いて風呂に入ったあと、『ノースライト』を読む。最近、Kindleで読むことが多いので、紙の本(しかもハードカバー)は久しぶりだ。
確認したいところを簡単に読み返せるし、読んでいる時の幸せ度が高くて、やはり紙はいい、と思う。

ノースライト

ノースライト

 

 『ノースライト』は、翌日までかけて読了。
確かに謎があって、それが解かれるのだが、ミステリーではない要素の濃さが凄い小説だった。
横山秀夫先生の作品は、どちらかと言えばミステリーがメインのものが多かったので、意表を突かれるとともに、「こういうのもとてもいい」と改めてファンになった。

次女、県予選出場

6時半に起きて弁当を作り、次女を起こす。洗濯をして朝食を済ませ、身支度をして武道館に向かう。

今日は小学生の団体戦の県予選があった。次女は道場で一番体が大きいので、大将で出ることになっていた。
うちの道場は比較的体格が小さい子が多く、次女も二番目に大きい子も、体重が45kg前後しかない。しかし県予選に出てくる道場だと、大将は70~80kgが普通にいて、次女は他のお母さん達に「怪我しないように頑張って」と激励されていた。

うちの道場はシードだったが、一回戦で上がってきたのは優勝候補の道場だった。そのチームの大将は、70kgはありそうな県のチャンピオンの男の子だった。

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次女は開始間もなく払い腰で宙に浮き、横向きに落ちたのでポイントはまぬがれたものの、そのまま抑え込みに入られて負けてしまった。
その道場は決勝戦に進み、代表選にまでもつれ込んで、大将の男の子が相手チームの大将の女の子(女子の県チャンピオン)に払い腰で一本勝ちし、優勝した。最後まで接戦で、とてもいい試合だった。

大会が午前中で終わってしまったので、お弁当を武道館の隣の公園で食べて帰る。帰宅後は昨日修正指示のあったシナリオの直しをやる。

専門知識が必要な漫画のシナリオで、編集さんの指示と監修の先生の指示とを盛り込んで直さなければいけないので、なかなか大変な作業だった。
セリフやシーンの追加もあったのでアイデアも必要で、エピソードの前半だけで2時間近くかかってしまった。

監修の先生の修正、それほど大きなものはなくて、しかも先生が代案まで出してくれていたので助かった。しかし一箇所、「面白い! 本業の人が読むと突っ込みが入るでしょうが漫画的にはアリ」とコメントされていたネタがあり、それは本当にアリなのかと心配になった。 

修正したシナリオを担当さんに送ったあと、夕飯はみんなで100円の回転寿司へ。お腹いっぱい食べて帰宅し、風呂に入って録画の『いだてん』を観て、『ノースライト』の続きを読んで23時就寝。

ノースライト

ノースライト

 

ヒグチユウコ展を観に行く

5時20分に起きて弁当を作る。日曜だが、長女が登校日で朝練もあったのだ。メルマガを書き、長女を送り出してから洗濯をする。

朝食のあとは玄関前の花壇の雑草を抜き、昨日買ったモッコウバラの苗を植える。
苗にくっついていた説明書を見たら、「植える2週間前に土に堆肥を混ぜておく」とあったが、手遅れなので無視した。昔から植物の世話が苦手で、サボテンすら枯らしたことがあるのだが、こういう雑な性格のせいなのだろう。

今日は友達のT夫人と遊ぶことになっていたので夫に駅まで送ってもらい、京王線芦花公園駅へ。T夫人と合流し、駅前のイタリアンレストラン《トラットリア・ダ・カンダ》で昼食をとる。

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シェフが一人でやっているお店で、混んでいたので料理が出てくるまで結構待つことになったが、とにかく美味しいお店だった。自分は牛ほほ肉のロースト、T夫人は牡蠣のスパゲッティを頼んでシェアして食べた。

食べ終わって、今日ここに来た目的である世田谷文学館のヒグチユウコ展へ。
https://higuchiyuko-circus.jp/
自分は「この絵好きだな」と思う程度しかヒグチユウコさんを認知していなかったので、こういう作品展は初めてだった。こんなに色んな作品があったのか、と、まずは量に圧倒された。

自分が知っている猫や変な生き物のイラストだけでなく、本の装画や映画のポスターも素敵だった。なんでこんないい絵をたくさん描けるんだろう。エネルギーと、ときめきを感じる展覧会だった。

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1時間半かけて観終わったあと、ショップで自分へのお土産のピンズ入りキャンディを買う。一番好きなひとつめちゃんピンズが入っていて嬉しかった。

夕方になって駅前の居酒屋に入り、T夫人と仕事のことや家族のこと、最近読んだ本の話など。明日は平日なので早めに切り上げ、21時頃に帰宅した。風呂に入って『いだてん』観て23時就寝。

次女の試合とひなまつり

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夫の母が作ってくれた木目込み人形のひな人形。

5時半、布団から出て、すし酢を作ってはまぐりを塩水につけてから弁当を作り、次女を起こして朝食。洗濯物を干して、身支度して家を出る。

今日は次女の試合の日だった。会場に着き、他のお母さん達と参加者の誘導など、係の仕事をする。道場が主催の大会なので、保護者も色々と仕事があるのだ。

試合は残念ながら、初戦敗退だった。男女混合で戦うため、なかなか勝つのは難しかったようだ。次女は体落としに入ろうとしたところを大外刈りで返されて何もできないうちに負けてしまい、珍しく悔し泣きしていた。普段、負けても平気な顔でいる子なので、悔しいと思えたなら成長かもしれない。

大会のあと、会場の後片づけと掃除をして17時帰宅。日記とメルマガを書いたあと、ちらし寿司の仕上げをする。

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盛り付けは夫と子供達にやってもらった。味は好評で、米を6合炊いたのに7割方食べられてしまった。

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風呂に入って食後に長女が作ったデザート(フルーチェを牛乳の代わりに生クリームを混ぜて冷やしたもの。その上にいちごをトッピング)を食べる。

今日は本当に疲れ切っていて、ベッドで《寝たまんまヨガ》をやろうとしたら、音声をダウンロードしながら、聞く前に眠りに落ちていた。