やぎのくらし

小説家で漫画原作者の矢樹純のブログ

死屍累々

ieyagi2005-12-31

7時半起床。晴れ。朝食はご飯、イクラの醤油漬け、ハムとウインナー、ワカメの味噌汁。
両親と牛人間は息子を連れて買い物に出掛けて行った。自分は家で娘の世話しつつ洗濯。妹と野良ヤギは母の言いつけで掃除をしていた。
12時、帰って来た父が昼食を作ってくれる。スパゲティカルボナーラ。卵が固まらないように上手に仕上げてあり、とても旨かった。
午後は息子を昼寝させ、自分も昼寝したり『SPA!』を読んだり娘に授乳したり。3時頃から順番に風呂に入り、5時から年越しの宴会が始まる。
テーブルの上にはすき焼き、大間産マグロの中トロの刺身、蟹、茶碗蒸しなどが並んだ。贅沢である。まずは乾杯し、すき焼きが煮えるまで茶碗蒸しを食べていたあたりで、母が「胃の具合が悪い」と言い出す。そしてすき焼きに箸を付けることなく、そのまま2階の寝室へ引っ込んでしまった。そんな母を「せっかくの年越しなのに気の毒だなあ」と哀れに思っているうちに、自分も見る見る食欲が無くなってお腹が痛くなってくる。結局すき焼きを一杯、無理して食べただけで、紅白も見ずに布団に横になる(『グループ魂』の時だけ起こして貰って見た)。その後、野良ヤギも具合が悪くなり、年越しだというのに家族の半分が次々と寝込んでしまった。
一応『ゆく年くる年』は見たものの年越しそばは食えず、それどころかせっかく食べたすき焼きも2回に分けて吐いた。悲しい新年の幕開けである。
深夜2時頃、娘の授乳のために起きたところ、ちょうど野良ヤギも水分補給のために起きており、この食中毒の原因は何なのか2人で検討した。結果、“一昨日の夕食に食べた牡蠣”が正解ではないかということになった。野良ヤギが言っていたが、牡蠣は毒が入っているものと入っていないものがあるので、食べた人全員が当たるとは限らず(家族全員同じ物を食べているのに母と自分達だけやられている)、しかも牡蠣の毒は食べてからちょうど48時間後に効き始めるのだそうだ。
「じゃあ、牡蠣で間違いないね」と力無く納得し、正露丸を飲んで寝る。