やぎのくらし

小説家で漫画原作者の矢樹純のブログ

町内会に毟り取られる

8時起床。曇りのち晴れ。キャンプ最終日の昼ぐらいから、急に夏らしい天気になってきた。しかしその時間から出来ることはキャンプの後片付けくらいである。
朝食はカレーライスと豚汁。食べ終わってのんびりしていると、強欲なキャンプ場の管理人のじいさんが「まだ帰らないのか。あんたらが来たのは2日前の朝10時だったから、10時過ぎたら金貰うぞ」と言いに来た。ここのキャンプ場はこの町の町内会が運営していて、その運営している奴らがあまりにも金に汚く愛想も無いので新聞に「何とかしてほしい」と投書が来るくらいなのだ。荷物を積み込むために駐車場の車をテント場の方に動かしていたら、またじいさんがせかせか歩いて来て「一旦駐車場から出たら、もう一度駐車場に入れるときは料金取るから」と言って帰って行った。
後始末もあるので、さすがに10時には帰れない。金を払って昼過ぎまで居ることになる。テントの荷物を車まで運び、テントを畳んで仕舞い、ゴミを捨てたり食器を洗ったり。その合間に子供達を松の木に無理矢理登らせて写真を撮ったり、昼食に網で焼いたトーストとカップヌードルを食べたり、妹が「岸壁の穴の中にヘビがいた」と言うので見物に行ったり、従兄と『えいご漬け』の対戦をして屈辱的に負けたりする。
後始末を終え、皆で記念写真を撮って、帰ろうとしたら叔父の軽トラのエンジンが掛からなくなり、そのハプニングでしばらく足止めされる。実家には4時に帰宅。子供達と牛人間が先に風呂に入り、その後夕食。帰りに惣菜屋で買ってきた鶏の唐揚げやマーボー茄子、それと作り置きしてあったキンピラゴボウなど。食べながら自分や母も順番に風呂に入る。
9時、子供達を寝かし付けるために2階に上がり、横になって息子の背中をトントン叩いているうちにそのまま歯も磨かず眠ってしまった。他のメンバーもこの日は早めに寝たようだ。