やぎのくらし

小説家で漫画原作者の矢樹純のブログ

オニヤンマのヤゴはでかかった

晴れ。昼前に弘前へ。牛人間が学生時代にバイトしていたお米屋さん(帰省の度に顔を出している)に挨拶に行く。子供達にカブトムシや蛹から出たばかりのアゲハチョウやを見せて貰った。ここのご主人は50歳近いのだが虫が大好きで、家の土間には昆虫のケースが何十個も置かれている。そして土間に置いておくと猫(十匹以上飼っている)にやられてしまうものは客間に置いていたため、客間の柱や床の間にオニヤンマの脱皮した殻がいくつも付いていた。
ご主人が会員になっている地元の組合の会誌を、「ここに私の書いた文章が載っているんですよ」と読ませてくれた。他の人の文章は普通にマジメな感じで書かれていたが、ご主人の文章は「あぴょーん」という言葉から始まり、語尾は「だヨ〜ン」になっていた。ご主人は赤塚不二夫先生(ご冥福をお祈りします)世代のど真ん中なのだろう。
12時、お礼を言って辞去。昼食は帰省の度にわざわざ食べに来る『満来』の満来麺と満来飯。浪岡の道の駅の公園で子供を遊ばせて4時半に実家に戻る。
今晩横浜に発つので荷物を車に積み、風呂に入り、夕食はホッケのすり身、エビフライ、イクラ、昨日の残りのあんこう共和えなど。旨かった。クーラーボックスを持ってきたので、おかずの残ったのはお土産に貰った。
忘れ物が無いかチェックして、21時、両親と野良ヤギ親子に見送られて出発。帰り道はやたらと眠くなり、牛人間に大分運転させてしまった。自分が運転したのは岩手の一部と福島から栃木くらい。岩手ではSAまであと10kmもある状況で眠さで目が開かなくなってきて、死ぬ思いをした。