やぎのくらし

小説家で漫画原作者の矢樹純のブログ

ミステリー長編とりあえず脱稿

11日の朝に横浜に帰ってきて、それから毎日ミステリーの長編を書き進めていた。今月中に編集さんに渡すと約束してあり、あとは謎解きの章だけだったのだが、一番頭を使う局面なので、自分にとってはかなり大変な作業だった。関係者全員集めての謎解きシーンは探偵小説の醍醐味で、書いていて一番楽しいところでもあるのだが。
夏休みということで子供3人が朝から晩まで一緒にいて、仲良く遊んでいても喧嘩していても、とにかくうるさい。耳栓をしても防ぎきれず、静かにしろと子供を怒鳴りつけながらこの6日間で120枚書いて、今日、何とか脱稿した。500枚くらいに収まるような気がしていたのだが、結局574枚になった。
編集さんに見せる前に一度推敲するので完全に仕事が終わったわけではないが、とりあえずラストシーンまで書き上げることができて肩の荷が降りた。推敲の時に目を覆うような矛盾点が見つかったりしないことを祈る。