やぎのくらし

小説家で漫画原作者の矢樹純のブログ

藤子F展&作家さん飲み会


今週もミステリーの推敲のために買い物以外家から出ない日々が続いていたので、今日は家族で東京タワーに行ってきた。蝋人形館と生誕80周年記念「藤子・F・不二雄展」http://www.fujiko-f80.com/を見るためである。
先に蝋人形館に行ったのだが、自分の中でのメインだった中世の拷問蝋人形が小さな窓から覗き見ることしかできなくなっていて落胆した。

そのあとはF展へ。まずは色んな道具を手にしたドラえもんと写真を撮りまくる。この時点で大人も子供もかなりテンションが上がった。そのあとは「すこしふしぎ」な映画を観てから展示ゾーンへ。生原稿や原画をありがたい気持ちで見て回る。展示の中でも凄かったのはF先生とA先生が高校時代に作ったという全てが手描きの同人誌『少太陽』で、高校生でこの完成度…!と衝撃を受けた。お二人とも天才にもほどがある。


展示の最後のなりきりキャラひろばでこういう写真を撮って、あとはショップで色々と買い物して16時まで楽しんだ。
夫と子供達はこのあと横浜へ帰ったのだが、自分はこのミス同期の友井羊さん

ボランティアバスで行こう!

ボランティアバスで行こう!

が企画してくださった作家さんの飲み会に参加するため、新宿に向かう。
同期の作家さんだけだと思い込んで名刺も持たずに気楽な気持ちで行ったところ、このミスの先輩作家さん達に加えて今年隠し玉でデビューされた作家さん達まで集まる総勢9名もの飲み会だった。自分のような立場の者が参加していていいのかと不安になったが、みなさん普通にお話ししてくださってありがたかった。
特に嬉しかったのは、自分が作家としての身の振り方に悩んで落ち込んでいた時に、物凄くカッコいい方法で力づけてくださった中山七里さん
切り裂きジャックの告白

切り裂きジャックの告白

七色の毒

七色の毒

にご挨拶できたことだ。ずっとお会いする機会がなくて、いつか直接お礼を言いたいと思っていたので、今日お話しできて良かった。

しかし今回、中山先生は隠し玉デビュー組全員にこのような名前入りのペンのプレゼントを用意してくださっていて、お礼を言うはずが逆に物をもらうという、非常に腰が引ける事態となった。本当にすみません。ありがとうございます。
色んな作家さんと執筆のことや出版社のこと、好きな本のことをお話しして、二次会までいたがあっと言う間に時間が経ってしまった。隠し玉デビューされた女性の作家さん達とお話しできたのも(そんなフレッシュな方々が自分なんかと話して大丈夫かと気が引けたが)良かった。とても楽しい、有意義な時間を過ごすことができました。お会いしたみなさん、ありがとうございました。