やぎのくらし

小説家で漫画原作者の矢樹純のブログ

『うつヌケ』と『ルーム』と

6時起床。資料本を読んだあと子供達を起こす。朝食は昨日のチキンカツの残りとほうれん草のおひたし。
子供と夫が家を出たあと、家事を済ませてPTAの委員の集まりに出かけて行く。今日の定例会の活動報告で今期の仕事は全て終わりとのことで、みんなでお疲れさまを言い合って帰る。
昼食は帰り道にスーパーで買ったレンジで温めるだけの鴨南蛮そば。帰宅後はソファーで資料本を読むうちに気づいたら寝ていた。自分はPTAなどの保護者が集まる場で「何か変なことをやらかしてしまわないか」と異様に緊張して過ごしているため、帰ってから大体このように疲労でダウンする。
14時半、目が覚めたので息子の塾の弁当を作り、眠気覚ましに筋トレしてから小説を書く。そのあと夕飯まで、田中圭一先生の『うつヌケ』が最終回ということで読んでいた。
https://note.mu/keiichisennsei/m/m1e241522cab9
うつ病の自分がいつも励まされながら読んできた連載だった。改めて最初から読み直してみたが、自分は田中圭一先生がうつを抜けるためにもっとも大事だとおっしゃっている《自分を好きになること》が、なかなかできない。
どんな自分でも「好きだ」と受け入れることができたら楽だと思う。だが自分は《面白い話を書ける自分》は好きだけれども、そうでない(アイデアが出ない)自分は嫌いで、つまらない役立たずだとまで思ってしまう。片づけができないで部屋を散らかしている自分も嫌いだし、子供に必要以上に怒る自分も嫌いだし、酒を飲み過ぎる自分も嫌いだ。
今はうつの症状が出ることはほとんどなく、薬も弱いのを少し飲んでいるだけだが、完全に治らないのはそのせいなのかな、と色々思い詰めていたら久々にうつっぽい気持ちになった。
夕食は豚バラ大根を作った。それとほうれん草のおひたしと白菜漬けと。食後は台所の掃除をして日記を書いて風呂に入り、子供が寝たあとは夫と映画。
『ルーム』を観た。

ルーム [Blu-ray]

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サスペンス映画だと思って借りたら、全然違う印象の映画だった。サスペンスなのは前半だけで、そのあとは家族(主に母と子)の再生を描いた人間ドラマという感じ。重いテーマだし、人の嫌なところや弱いところを生々しく表現していて受け止めるのに力が要るが、とても良い映画だったと思う。1時就寝。