やぎのくらし

小説家で漫画原作者の矢樹純のブログ

薬を戻して増やしました

抗うつ剤を変えた翌日の水曜日。午前中にスクールカウンセラーの面談があり、次女のクラスであったトラブルについて話して帰宅したら、突然強い眠気に襲われた。何とか昼食を済ませたあと、2時間近くも眠ってしまい、人と話して疲れたのか、薬が変わったせいかもしれない、と思いつつ、次女の体操クラブの見学をしたり、夕飯の支度をしたり柔道の稽古に行ったりと、その後の予定をこなした。
そして次の日。木曜日になって、急激に気持ちが落ち込み始めた。仕事のことも育児のことも悪い方向にばかり考えてしまい、妹の加藤山羊に電話して愚痴を聞いてもらったのだが、あまり気持ちは晴れなかった。午後はまた眠気が酷く、仕事をしたいのに座ったまま寝てしまう。夕飯の支度はどうにか出来たが、食後、食器を食洗器に入れるだけのことが出来ず、娘達にやってもらう。そして寝室に篭って布団の中で暗黒な気持ちでいた。
金曜日は5時20分に起きて息子の弁当と朝食を作るところまでは出来たが、そのあとはこたつから出られず、洗濯物を干すまでにかなりの時間が掛かった。外出もしたくなかったのだが、車を車検に出さなければならず、それを済ませて帰ったあと、動けなくなる。つらい気持ちで息が苦しく、ずっと布団を被って固まっていた。夕飯の支度は魚を焼くだけだったので何とか出来たが、やはり洗い物が出来ず、子供に頼む。その晩は夫が早く帰れたので、薬を変えてから体調がおかしいことを話し、予約はまだ先だが、病院に行くことにする。
そして今日、メンタルクリニックに電話して予約がなくても診てもらえることを確認し、受診した。結果、元々飲んでいた抗うつ剤に薬を戻し、しばらくの間は量を増やすことにした。副作用のホルモンバランスの崩れは、気にしなければどうとでもなるものなので、今は体調の回復を優先しよう、ということになる。
病院を出てすぐにもらった薬を飲み、夜には大分気持ちが落ち着いた。なってしまったものは仕方がないのだが、うつ病って、本当にやっかいな病気だなと思う。
夫と子供達の協力のおかげで今日はしっかり休むことができたので、明日以降、徐々にでもやれることをやっていくつもりだ。

なかなかトンネルを抜けられないのがもどかしいが、焦っても良いことはないし、気長に治療を続けていこう。