やぎのくらし

小説家で漫画原作者の矢樹純のブログ

ピクニック&撮影

6時起床。メルマガを書いて一日のスケジュールを立てる。朝食のあと、仕事開始。アイデアノートを見返しながら『怪談ルゥプ』のアイデア出しをする。

イデア出しと並行して、怪談のタイトルを考える。今まで『怪談ルゥプ』に登場した怪談はほぼ自分のオリジナルで、「魂髪(たまぐし)」などの怪談の名前も自分で考えている。
これは以前、GANMA!で連載していた『忌鬼(いみりおに)』の最初のプロットを作るのに考えたものだ。

『忌鬼』は当初、1話ごとに1つ怪談が語られ、それにまつわる怪異が起きるという設定だったのだ。打ち合わせをするうち、「それだとテンポが悪い」ということで方向転換することになったのだが、その時にタイトルだけ考えた怪談が『怪談ルゥプ』に活かされている。

ちなみに第1話の「目借(めかり)」だけ、横浜近辺に伝わる怪談「めかりばば」をヒントにしているのだが、お母さん友達に教えてもらったこの怪談、ネットで検索しても出てこなくて、本当にローカルな怪談なのだと思っていた。

https://ja.wikipedia.org/wiki/箕借り婆

苦労して見つけたのがこのページで、本来は「めかり」じゃなく「みかり」だったらしい。

いくつかアイデアを出したあと、子供を連れて車で外出。途中、パン屋(トングが撤去され、パンは一つずつ袋に入れられていた。新型コロナ対策なのだろう)で昼食のパンを買って公園に向かい、レジャーシートに座って食べたあと、娘達に日本推理作家協会賞の事務局に送るための写真を撮ってもらった。

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この公園ではもう桜が咲いていた。

撮ってもらった写真の中から一番ましに見えるものを自分が選んでいる間に、子供達はフリスビーをしたり遊具で遊ぶ。
小一時間遊んで帰宅したあとは選んだ写真の「肌をきれいにする」などの加工(それくらいは許されるはずだ)をして、連絡先や略歴などとともに事務局に送った。

そのあと資料読みをしていると『バカレイドッグス Loser』の担当さんから電話。修正したプロット、「漫画としての面白さが足りない」とのことで、かなり根本的なところから直すことになってしまった。

最近、なかなか一発で面白いものが書けず苦労している。以前よりも要求が厳しくなっているのだと思うが、作品のレベルを上げるためには頑張るしかない。
でも、さすがに修正3回目で一から直すのは効率が悪すぎる。前回は修正4回目で一から直したので、だんだん良くなっているのかもしれないが。

夕飯はポトフを作った。夜は『カルテット』6~7話を観て0時半就寝。

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