やぎのくらし

小説家で漫画原作者の矢樹純のブログ

3人だけの運動会

今日は小学校の運動会だった。中2の息子は私立中なので普通に学校があり、中1の長女は柔道部の出稽古があったので、おそらく子供が立て続けに3人生まれてから初めて、子供1人と両親の3人だけの運動会となった。
毎年、運動会のお弁当には巻き寿司を作っていたのだが、今回は少人数なので、一度作ってみたかった《おにぎらず》にした。

海苔は韓国海苔風にゴマ油を塗って塩を振ってフライパンで炙り、焼き肉のたれで味付けした牛肉とゴマ油で炒めた人参とほうれん草を具に挟んだ。クックパッドのレシピを参考に作ったのだが、味は夫と娘達(長女にも昼食に持たせた)に好評だった。自分は他に卵焼き、野菜のピクルスなどを準備し、夫は鶏の唐揚げを担当する。

次女は徒競走では4人中4位という結果だったが、得意のダンスやソーラン節ではリーダー(先生が手本になる子を選ぶ)として一番前で踊り、騎馬戦でも頑丈な馬として頑張っていた。

次女は白組で、途中まで点数はほぼ並んでいたのだが、最後の高学年リレーで赤組のチームが1位となり、結果、赤組の勝ちだった。自分の出番じゃない時も一生懸命に白組の子を応援していたので、落ち込んで帰ってくるだろうと思ったのだが、「結果見た時は泣いちゃったけど、友達と遊ぶ約束したから遊んでくる」と学校から帰ってすぐ、元気に出て行った。
運動会で動き回ったあとも遊びに行く体力のある小学生とは違って、半日屋外で過ごすだけでぐずぐずに疲れてしまう中年は、カルディのチョコミントドリンクを飲んだあと昼寝をして、気づいたら夕方まで寝ていた。

夕食はお弁当の鶏唐揚げと残ったおにぎらずで済ませ、風呂に入ったあとはビール飲みながら仕事の資料の本を読んで寝る。

『バカレイドッグス』最終話


本日発売のヤングマガジン25号に「バカレイドッグス」最終話となる第27話が掲載されました。これまで読んでくださった方に、心から感謝いたします。本当にありがとうございました。
このブログを書く前に、《バカレイドッグス》の作品名でエゴサーチをして、読者の方の「終わってしまって残念」という趣旨のツイートをいくつか見つけました。もっと作品を読みたかった方には、自分の力不足のために連載が終わってしまったことを申し訳なく思います。また、連載が打ち切りとなったために、1巻、2巻ともに単行本が手に入りにくい状態で、ご迷惑をおかけしてすみません。

バカレイドッグス(1) (ヤングマガジンコミックス)

バカレイドッグス(1) (ヤングマガジンコミックス)

バカレイドッグス(2) (ヤングマガジンコミックス)

バカレイドッグス(2) (ヤングマガジンコミックス)

作者である自分も、もっと書きたいお話がありましたし、連載が続いていたら、最終エピソードはかなり違った内容になっていたと思います。ただ、物語のラストだけは、自分が思い描いていたものに近づけるよう、努力しました。読んだ方の心を打つ最終話となるよう祈っております。
ところで、自分は「出版社の方とのやり取りを相手の了承を得ずにブログに書いて怒られる」ということを何度かやらかしている作家なのですが、漫画や小説を読むことが好きな方に伝えたいことなので、今回も書きます。
雑誌によって基準は違うと思いますが、新人の作家さんや、自分のように売れない実績のある作家の連載は、単行本第1巻の発売から1週間の売れ行きが悪ければ打ち切りとなる可能性があります。『バカレイドッグス』の場合は、発売の10日後の打ち合わせで、打ち切りが決まったと伝えられました。これまでもいくつか本を出してきたので、「単行本は初速が重要」ということは分かっていましたが、ここまで厳しい状況だとは知りませんでした。知っていたなら、もっとなりふり構わず宣伝をしたり、発売前から書店さん回りをしていたと思います。そういう努力が実を結んだかは分かりませんが、今はそうしなかったことを後悔しています。
自分は正直、「『バカレイドッグス』1巻は売れる」と思っていました。青木先生の描いてくださったカバーが素敵だったこともありますが、発売前の打ち合わせで、「販売の方で試し読み冊子を作ってくれた」と聞いたからです。自分の作品に試し読み冊子がついたのは初めてで、「そうまでして売ろうとしてくれているんだから、きっと売れる」と心強く思いました。
しかし、単行本が発売されてから横浜と東京のいくつかの大きな書店を回りましたが、試し読み冊子を置いてくれているお店は一店舗もありませんでした。そしてどのお店でも、『バカレイドッグス』は素敵なカバーが見えない《棚差し》の状態で置かれていました。新刊のコーナーでカバーを見せて平積みされているのは、すでに人気の高い作品や、売れている作家さんの作品だけでした。
現在、漫画も小説も、新刊点数が右肩上がりで伸びていると何かの記事で読みました。そんな新刊が溢れている状況で、書店さんが限られたスペースの中で利益を出すために、「このマンガがすごい!」などのランキングに入っている作品、SNS等で話題になっている作品、映像化された作品などの《売れる作品》を重点的に売ろうとするのは当たり前だと思います。
そうなると《売れる作品》以外の作品は、ほぼ勝ち目がありません。お金をかけて試し読み冊子を作っても、置いてもらえないのです。作品が売れるかどうかは、「ランキング入り」、「SNSで話題になる」、「映像化される」といった、幸運に頼ることになります。「面白い作品にする」という努力だけでは、《売れる作品》にはなれないようです。実際、売れていないけれど面白いと思う作品は、たくさんあります。
自分は、今回の連載打ち切りの経験から、面白いと思う作品や応援したい作家さんの作品は、発売前から予約するか、発売当日に書店で買うようになりました。連載が続くためには、単行本が発売1週間以内にある程度売れることが条件だと分かったからです。売れない作品であっても、せめて連載が打ち切りにならなければ、続きを読むことができます。
もしも皆さんにとって《まだ終わって欲しくない作品》や、《好みの作家さんの作品》があれば、発売前に予約するか、なるべく発売直後に買ってあげてください。漫画の連載や小説のシリーズが続くかどうかは、単行本の売れ行きの初速で決まります。連載が打ち切りになってしまうと、その負の実績のために、作家は次の連載を起ち上げることが難しくなります。そして個人差はあるでしょうが、作家によっては自信を失い、また作品を世に出そうという意欲が湧かなくなってしまうかもしれません。
たくさんの《売れない作品》の中に埋もれて、たくさんの作家が消費されて消えて行き、新刊を出すために、またたくさんの作家が生産されるサイクルの中で、せめて《面白い作品》が残って、たくさんの人を楽しませることができるようになって欲しいと願っています。そして自分も、たくさんの人に楽しんでもらえる作品を世に出していけるよう、面白いお話を書く努力を続けていくつもりです。
現在は、次の漫画連載の準備をしつつ、漫画原作とも小説とも違う、新しいジャンルの作品にも挑戦しております。どちらが先になるか分かりませんが、早く次の作品をお届けできるよう頑張りますので、読者の皆さま、今しばらくお待ちください。

※9/5追記

「『バカレイドッグス』の続編を読みたい」と、ブログにコメントをくださる方がおられます。大変嬉しいお言葉ですが、残念ながら作家にはそれを決める権限がありません。
そういったご要望は、ヤングマガジン編集部宛てに送ってくださった方が、いくらかでも続編を書ける可能性に繋がると思います。どうかご理解ください。

『バカレイドッグス』第2巻発売(13冊限定1巻プレゼント)

バカレイドッグス(2) (ヤンマガKCスペシャル)

バカレイドッグス(2) (ヤンマガKCスペシャル)

本日、ヤングマガジンで連載中の闇医者漫画『バカレイドッグス』第2巻が発売となりました。そして発売と同時に、ほぼすべてのオンラインストアにおいて『バカレイドッグス』第1巻が在庫切れとなりました。
バカレイドッグス(1) (ヤンマガKCスペシャル)

バカレイドッグス(1) (ヤンマガKCスペシャル)

このブログを書いているのは5/9なのですが、5/7の時点で、このオンラインストアの在庫切れをどうにかできないか担当さんに相談しました。しかし、現時点では難しいとの回答でした。
1巻が発売されたのは3か月も前なので、書店にも在庫は無いと思います。電子書籍派の方は問題ないかもしれませんが、「紙で読みたい」という方には大変申し訳なく思います。在庫が無いのに増刷がかからないのは、増刷をかけても売れないという判断をされたということだと思います。事実、1巻は売れなかったので、その判断は正しいです。
『バカレイドッグス』第2巻は、主人公のライバルとなる臓器移植専門の闇医者・寅太(表紙を飾っている見るからにヤバそうでカッコいい人です)が登場するエピソードを始め、ヤクザの甲斐さんの意外な一面が見られるお話や、辰次達を罠にかける《偽物》が大好きな長谷川さん、女性の●●を引っ張り出したり××を切り取ったりするシリアルキラーのエピソードなど、とても面白くて濃い内容となっています。
ぜひ多くの方に読んでいただきたいのですが、1巻が手に入らない状態で、いきなり2巻を買ってもらうのは無理ですよね。自分だったら買いません。
ところで、自分の手元には出版社から見本としてもらった『バカレイドッグス』1巻の新品が13冊あります。ですので「『バカレイドッグス』を1巻から紙で読みたいけど手に入らない」という方は、紙の単行本の2巻を買った、または注文した証拠画像をTwitterで自分のアカウント《@yagi_jun》宛てにリプライしてください。先着13名の方に、こちらの1巻をプレゼントします。自分も無料でもらったので、無料で差し上げます。送料もスマートレターで送れば安いので無料です。ただし、DMで矢樹純に住所と氏名を知らせてくださる方に限ります(個人情報は発送後すぐ破棄します)。
こんなこと、作者がやるべきことではないのかもしれませんが、1巻がなくて2巻を買ってもらえないという状況が悲しいので、わずかでも「読みたい」と思ってくださった方のために、やってみます。よろしくお願いします。

※5/10 8:30追記:現在、在庫がまだ12冊もあります。また、ご希望の方にはサインも書かせていただきますのでお申しつけください。ご応募お待ちしております。

長女、中学校入学式

今日は長女の中学校の入学式だった。

長女は中学でも柔道を続けたいということで、学区外の柔道部のある中学校に越境入学した。同じ小学校から入学した子はいないので、一人も知っている顔のない状態で心配だったのだが、入学式のあと、長女はもう同級生の女の子と打ち解けた様子でおしゃべりしていて安心した。
来週には部活の仮入部が始まるそうで、長女は早く柔道部に入りたいと楽しみにしている。勉強と部活に打ち込んで、友達といっぱい遊んで、充実した中学校生活を送ってくれたらいいなと思う。

お友達とお花見

今日はご近所のお友達家族と、子供達を連れて自然公園でお花見をした。

お弁当。夫が鶏の唐揚げと卵焼きを担当し、自分がタコとナスのトマト煮、きのこマリネ、大葉とチーズを餃子の皮で包んで焼いたもの(主におつまみ)を作った。

天気が良く、また桜が散りかけているので風が吹くたびに花びらが舞って、とてもきれいで気持ちがいいお花見だった。
子供達はお弁当を食べ終えると、それぞれ友達と公園の中を歩き回ったり、アスレチックで遊んだり。大人達はビールを飲みながら学校のこと、子供のこと、仕事のことなどや健康のことなどおしゃべりする。
16時半、寒くなってきたので撤収。それから二次会ということで、うちで21時頃まで宴会を続けた。息子は友達と違う中学に行ってからたまにしか遊べないでいたので、今日はとても楽しかったようだ。自分も久しぶりにお母さん達との飲み会ができて良かった。

強制不妊手術のこと

優生保護法によって強制不妊手術を受けさせられた女性が、国に賠償請求を求める訴訟を起こし、ニュースになっている。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180323-00000008-mai-soci
昨年9月に刊行された『がらくた少女と人喰い煙突』が、ハンセン病患者の隔離施設をモデルとした孤島の療養施設を舞台としていることは、このブログでも以前書いた。
http://d.hatena.ne.jp/ieyagi/20151003/p1

がらくた少女と人喰い煙突 (河出文庫)

がらくた少女と人喰い煙突 (河出文庫)

しかし、強制不妊手術が物語の中で大きなテーマとして扱われていることは、これまで触れたことがなかったので、書いておきたい。
優生保護法による強制不妊手術は、主に遺伝性疾患と、精神疾患や知的障害を持つ人を対象に行われた。ハンセン病感染症であり、遺伝性はない。にもかかわらず、「ハンセン病患者による子供の療育困難」、「胎内感染の可能性」など、あいまいな根拠から、強制的に断種手術を行うことのできる疾病の対象となっていた。強制的とは、本人の同意が得られなかった場合、拘束したり、騙したり、麻酔をしたりといったことが「好ましくはないが許可されていた」という、文字通りの強制である。
『がらくた少女と人喰い煙突』の中で登場させた《赤痣病》は、「遺伝性はないものの、当時は遺伝病と考えられていた」という設定で、強制不妊手術の対象とした。登場人物の中で、《赤痣病》の患者として隔離され、断種手術を受けさせられた男性は、のちに手術を行った医師に謝罪を求める。しかし医師は、「当時は合法だったから」という理由で謝罪を拒む。
自分はハンセン病について取材し、ハンセン病訴訟について調べる中で、「法律に違反していないから」という理由で、行為が正当化されること。また、国によって、《間違った》法律が制定されることに、強い恐怖と、無力感を覚えた。自分がその時の法律に則って不当な扱いをされて、のちにそれが間違いだったと言われても、失われたものを取り返すこともできなければ、責任を取る人もいないのだ。
しかし、それでも訴訟を起こし、国を相手に戦った人たちがいる。その人たちは裁判に勝ち、国と政府を謝罪させた。それを知って、自分も何かしなければという思いで、この物語を書いた。
『がらくた少女と人喰い煙突』は、小学校の高学年くらいから読める内容です。ミステリー小説なので、読者の方に楽しんでもらうことが第一ですが、少しでも、国が定めた法律により、人生を奪われた人のことを知って欲しい。その人のことを思って欲しいという気持ちで書きました。
自分にとって、一人でも多くの人に届いて欲しい作品です。ミステリー小説としての面白さは保証しますので、どうか読んでみてください。よろしくお願いいたします。

長女、卒業しました

今日は長女の卒業証書授与式だった。昨年の息子の卒業式では、袴の女子は学年全体で3人だけだったのだが、今年は長女が「私の友達はみんな袴だから袴にしたい」と言うので、半信半疑で袴をレンタルした。
美容院に着付けを頼むと朝が慌ただしいので、自分が着付け教室に参加して着付けを習った。朝5時半に起きて朝食の準備をし、長女を起こして朝食をとらせてから髪を編み込みしたりお団子にしたりと苦労して結い、着付けをする。

緩まないように紐や帯を締めるのがなかなかの力仕事で、先月怪我した右肘の痛みがぶり返してしまったが、どうにかきちんと着付けすることができた。
あいにくの雨の中、傘を差した長女を送り出したあと、慌てて自分も朝食をとり、洗濯物を家の中に干して身支度をする。そして休みを取った夫とともに小学校に向かう。


行ってみたら女子の7割以上が袴姿で、とても華やかな卒業式だった。卒業証書授与、卒業の歌の合唱、恒例の《門出の言葉》のあと、式を終えた卒業生たちを校門まで見送る。そしてそのあとを急いで追いかけ、家の鍵を開ける(長女に鍵を持たせていないので)
夜は柔道の同好会の人達と子連れで食事会をすることになっていたので、そこで長女も含め、卒業、卒園した子たちのお祝いをした。自分は気が回らなくて手ぶらで行ってしまったのだが、他のお母さん方から卒業のプレゼントや花をいただき、長女はとても喜んでいた。
この春から中学生になる長女は、柔道と中学で習う英語、そして新しい友達ができることを楽しみにしているそうだ。長女が充実した中学校生活を送れるよう、親としても応援していきたい。

それでも書く

しばらく調子が良かったのだが、先週、久々にうつにやられていた。原因ははっきりしていて、ある作品を、本来自分が考えていたのとは違う形で書かなければならなくなったためだ。
自分はこれまで、わりと自由にお話を書かせてもらってきた。もちろん編集さんに意見されて修正することはあるが、それは全て「確かに直した方が良くなる」と納得して直していた。
しかし今回、どうにもできない事情があって、自分の思う《最高》ではないお話を書かなくてはいけなかった。
《最高》ではないけれど、この状況でできる《最善》のお話にしようと、自分なりに頑張った。そして《最善》と思えるプロットができて、編集さんもそれでシナリオにして良いとOKを出してくれた。
だが、パソコンに向かっても、書く力が湧いてこない。いつものような集中力が保てず、少し書いては休み、また少し書いては休む、という状態で仕事が進まない。仕事が進まないことで、「どうしてできないんだろう」と、気持ちが沈んでくる。そしてますます書けなくなる。結局、3/6の火曜日から金曜日まで掛かって、全体の三分の一しか仕事が進まなかった。
週末は長女の卒業袴の着付け教室、柔道の稽古、試合と忙しく、仕事はできなかったのだが、日曜日の娘達の試合での頑張りのおかげで、「自分も頑張らなくては」という方向に気持ちを持っていけた。
やっぱり集中力は落ちていたが、「それでも書くんだ」と自分に言い聞かせて休まず書いた。書きながら、「本当はこんなふうに書きたかった」という残念な気持ちも湧いたが、その気持ちに蓋をして書いた。そうしてシナリオを完成させた。
《最高》ではないかもしれないが、きちんと面白い、《自分の作品》が仕上がった。
いずれ、このお話は人に読まれることになる。読んだ人に残念な気持ちにだけはなって欲しくない。だから精一杯、読者の方に満足してもらえるような物語を書いたつもりだ。
自分の仕事は終わってしまったので、あとは祈るしかできない。どうかこの作品が、皆さまに楽しんでもらえますように。

立川柔道大会

毎年、3月に東京の立川で開催される柔道大会があり、子供達が出場している。東京の道場はレベルが高く、また試合が男女混合で行われることもあって、娘達は毎回、一回戦負けという結果に終わっていた。
しかし今年、次女は一回戦で、試合開始からすぐに仕掛けた大外刈りで見事に一本勝ち。

次の試合では大きい子と当たって抑え込まれて負けてしまったが、それでもベスト8に入った。
6年生の長女は、今年が小学生最後の試合だった。長女は中学に上がっても柔道を続けたいということで、学区外の柔道部のある中学校に越境入学することが決まっている。
長女は自分に似ず、華奢な体型で力もあまり強くないので、試合で勝てないことが多かったのだが、中学で柔道を続けると決めてからは、稽古の時も力の強い男子を相手に積極的に技をかけ、また、なるべく倒されないようにする努力を続けてきた。そのおかげか、徐々に力もつき、相手が出した技を上手くさばく技術もついてきた。
一回戦、長女は小柄だが動きが良く、力も強い男子と当たった。試合中盤で大外刈りで技有りを取られたが、そのあと攻め続けて大外刈りで技有りを取り返し、最後は旗判定で優勢勝ちした。

二回戦は同じような体格の女子を相手に3回も大外刈りで技有りを取り、抑え込んで一本勝ち。

三回戦では強い男子に当たって技有りを取られて負けてしまったが、それでもすぐには倒されず、最後まで戦って判定まで持っていった。
長女は試合で二勝したのは初めてで、次女と同じくベスト8に入ることができた。これまで娘達が男子を相手に稽古を頑張っているのを見てきたので、親としても本当に嬉しかった。
息子も先日の学年末考査では、2週間前からコツコツ勉強して、これまでで一番良い成績を取った。努力することは必ず結果に繋がると、子供達の姿から改めて学んだ。
自分も、さらに良い作品を作り出せるように、また、柔道の試合で女子中学生に勝てるように、努力を続けていこうと思う。

確定申告と映画鑑賞の休日

今日こそは確定申告をやろうと決めていたので、朝食と洗濯を済ませてから確定申告の準備をする。
帳簿の入力は済んでいたので、あとは出力して用紙に記入するだけと考えていたのだが、調べてみると帳簿の売上の合計金額と支払調書の合計金額が合っていない。何度も見直して間違いを修正するのでで午前中いっぱいかかってしまった。
昼食後、やっと計算が合ったので用紙の記入を始めるが、今度は数字を書き写す箇所を間違え、何度も二重線で消して書き直すことになった。一応、全て記入して添付書類も貼り付けたが、あの汚い申告書をちゃんと受け付けてもらえるか心配だ。
封入したあとはコーヒー飲んで一休みして、部屋に掃除機をかける。そして本を読む。

鳩の撃退法 上 (小学館文庫)

鳩の撃退法 上 (小学館文庫)

最近はこれを読んでいるのだが、仕事と家事と学校行事が忙しく、なかなか読み終わらない。
夕食は夫が麻婆豆腐を作ってくれた。食後は風呂に入って昨日の残りのいちごをデザートに食べ、子供が寝室に行ったあとは、夫と一緒に『ヒットマンズ・ボディーガード』という映画を観る。

Netflixで観たのだが、ガンアクション、カーアクション、バイクアクション、ボートアクション、そして爆発と、すべてが盛りだくさんの大変楽しい映画だった。