やぎのくらし

小説家で漫画原作者の矢樹純のブログ

忘れられる

8時起床。晴れ。朝食はご飯、チャーシュー、目玉焼き。
夜勤明けの母と妹、野良ヤギ、伯母と牛人間と息子と娘の大人数で、認知症の人達が共同で暮らす家へ。今度は母方の祖母に会いに行くのだ。牛人間は場所を知らないので自分の運転で行く。
母達は途中で弁当を買って行くと言うので一番最初に着き、ドアを開けると祖母がちょうど玄関前のソファーに腰掛けていた。自分を指差し「誰だか分かる?」と問いかけたら笑ってごまかされた。牛人間と娘を紹介する。牛人間は学生時代に一度会ったことがある(青森に遊びに来た時に偶然会った。その時は祖母はボケていなかったので「それと付き合ってるのか」と単刀直入に聞かれた)のだが、多分祖母は覚えていないだろう。
しばらくすると母達も到着したので、昨日買ったスイートポテトや伯母が持って来たパイナップルや茹とうもろこしを食べて祖母に何かと話し掛け、何かと食わせる。記念に写真も撮った。
それから自分達は息子が飽きてしまったので12時頃先に出て、近くにあったマックで昼食にマックチキンを買って食べる。青森に来てまで食べることになるとは。
帰宅して息子と娘を寝せながら居眠り。その間に野良ヤギは仙台に高速バスで帰って行った。妹が駅まで送ったらしい。
起きてから自分は星野之宣先生の『宗像教授異考録』を読み、牛人間は娘を連れて近所に散歩へ。しばらくすると牛人間から「オイル交換の安い店を見つけたから車持ってきて」と呼び出され、オイル交換をして帰ってくる。
夕食はシーフードカレー(父が作ったビーフカレーの余りに具を足してアレンジ)と刺身と野菜炒めなど。食べ終えて牛人間は息子とねぶた祭りへ。一昨日、息子があんまりねぶたを気に入ったようなので、今度はちゃんと参加させてやることにした。自分は娘と留守番なので、牛人間の浴衣の着付けをしてやる。お腰がグチャグチャしていると母にダメ出しされた。
息子の衣装にも鈴を付けてやり、玄関先で写真を取って送り出す。自転車で出掛けたのだが、タイヤに空気が入っていないとすぐ戻ってきたので入れてやった。ねぶたは跳ねる人より周りの人の方が忙しい。
娘を風呂に入れてから母と飲みながら話し、最近撮った子供達のビデオを見る。9時半過ぎにねぶたを堪能した息子と牛人間が帰ってきたので風呂から上がるのを待って娘と息子を寝かしつける。友達と跳ねていた妹も戻って来て、その後1時くらいまで飲んで話していた。妹の友人は妹と同じく流通業なので若いのに異常に礼儀正しくておかしかった。