やぎのくらし

小説家で漫画原作者の矢樹純のブログ

伯父の葬儀と『本格王2023』発売

5時半起床。今日は朝から忙しいので、お弁当作りとランニングは休みにした。バスや電車の時間を確認したあと、荷物を準備し、娘達を起こしてお昼ご飯代を渡す。洗濯機を回して干すのは夫と息子に頼み、朝食のあと身支度をして6時半過ぎに家を出た。

バスで最寄駅へ。そこから神奈川県の中西部に位置する秦野市へ向かう。電車で1時間ほど掛かるのだが、小田急線に乗り換えるのにホームが遠くて間に合わず、予定より1本遅れてしまった。さらに秦野駅からのバスも、乗る前に経路を確認しているうちに発車してしまい、次の便を待つことになる。それでも早めに出たので葬儀の20分前には到着出来た。

従姉の娘さんが受付をしてくれて、伯母や従兄弟達に挨拶する。青森から来ていた叔母、父と話すうちに時間となり、ホールに入った。読経のあと、順番に焼香をして、さらに初七日法要と続く。最後に長男の従兄が挨拶し、葬儀が終わったところで最後のお別れとなった。

伯父の棺を花でいっぱいにしながら、心の中で感謝を述べる。伯父はとても穏やかで優しい人だったが、一昨年に外出先で倒れ、それから目を開けることはあっても会話は出来ない状態のまま、ずっと入院していた。面会が制限されていた時期もあり、家族はとても辛い思いをしたと思う。伯母も、従兄弟も、孫である従兄弟の子供達もみんな泣きながら伯父の体を撫でて、お礼とお別れを言っていた。

そのあと、従兄弟達の車に分乗して近くの火葬場へ向かう。棺が火葬炉に入るのを見送り、待合室で親戚達と仕事の話や子供の話をしながら待った。1時間半ほどで火葬が終わり、お骨を拾う。骨壷に収めたあとは再び葬祭場に戻った。

そのあとは忌中払いとなる。喪主である伯母の挨拶のあと、父が献杯の言葉を述べて会食が始まった。お刺身や天ぷらといった美味しい料理をいただきつつ、自分は伯母と同じテーブルだったので伯父との馴れ初めや若い頃の話などを聞いた。伯母が結婚前、青森で劇団に所属して演劇活動をしていたという、今まで知らなかった話も聞き出せた。

14時過ぎにお開きとなり、従姉の旦那さんの運転する車で秦野駅まで送ってもらった。そこからまた電車で1時間掛けて最寄駅まで。駅近くのスーパーで買い物して、帰りのバスの車内で自分のホラー短編「血腐れ」(改めて酷いタイトルである。内容も酷いのだが)を収録していただいた今日発売の『本格王2023』の告知をした。

16時過ぎに帰宅。香典返しの紅茶とクッキーで一息入れたあと、仕事のメールの返信をする。今日は原稿をやる気力は無く、その後は夕方までAudibleで原田ひ香先生の『三人屋』を聴いていた。夕飯は買ってきた惣菜とおかずの残りで済ませた。夜はワインを飲みつつ漫画『DYS CASCADE』4巻を読む。猟奇殺人犯のキャラクターの、理屈が通じそうで通じない感じがリアルで怖かった。ベッドで怪談本を読み、23時就寝。

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