やぎのくらし

小説家で漫画原作者の矢樹純のブログ

謹賀新年

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昨年は、闇医者漫画『バカレイドッグス』の連載と単行本発売、サスペンスホラー漫画『傀儡の檻 インダクション・ゲーム』の連載開始と、少し間が空きつつも、二つの作品を発表できた一年でした。

今年は、順調にいけば、昨年準備していた漫画の連載が二本始まり、ミステリー小説の短編集を一冊出すことができると思います。他にもオファーをいただいているので、もしかしたら、そちらも形にできるかもしれません。

おそらく、デビュー以来もっとも仕事をする年になるのではないかと思います。連載二本以上は未知の領域なので、アイデアが出なかったらどうしよう、とか、そもそもこんなに仕事を引き受けて良かったのか、とか、今さらながら不安です。

まあ、心配しても仕方ないので、多分できる、と信じて、一つ一つやっていきますね。

本年も、どうぞよろしくお願いいたします。

湯乃蔵ガーデン小旅行

年末の仕事と大掃除の疲れを癒すため、平塚にある温泉『湯乃蔵ガーデン』に行ってきた。

http://www.yunokura.com/

漫画本がたくさん読める温泉だとネットの情報で知って、横浜市の自宅から1時間弱ほどの距離なので、バスと電車を乗り継いで行った。車で行けばもっと早く着くが、風呂上がりのビールが飲みたかった。

伊勢原駅からシャトルバス(自分一人しか乗ってなかった)で20分ほどで到着。

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まずは岩盤浴で軽く汗をかいたあと、天然温泉に入る。
風呂に入りながら、色々今後の仕事のことを考えたかったのだが、人間は温かいとものを考えることができないらしい。気づくと温泉の効能を何度も読み返していた。

13時、休憩してビールを飲みつつとり天を食べる。それから、あかすりエステとリンパマッサージを体験してみた。母親以外の人にあかすりをしてもらうのは多分初めてで、なんだか感慨深かった。リンパマッサージというのも初めてだったのだが、マッサージのあと足や腕が急に軽く感じられて不思議だった。

マッサージのあとは、またゆっくり温泉に浸かり、岩盤浴で温まる。そして休憩しながら『夏目友人帳』を読む。

夕方まで過ごして、帰り道、シャトルバスから富士山が見えた。

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ちょっとした旅行気分も味わえて、大満足の一日だった。明日から、また大掃除と仕事を頑張ろうと思う。

小学生柔道大会

5時に起きて小5次女を起こし、身支度をする。
今日は次女が、茨城県で開催される小学生の柔道大会の団体戦に出場することになっていた。

連日の試合で多少疲れているが、伊集院さんの朝のラジオをタイムフリーで聴きながら、一人で運転していく。次女は後ろの席でぐっすり寝ていた。

道が空いていたので1時間半ほどで到着。子供達のウォーミングアップの間、他のお母さん達とおしゃべりして待つ。うちと同じく、昨日の試合にお兄ちゃんが出たというお母さんと、2日連続はつらいよねと話し合った。

午前中は低学年のチームを応援し、午後から次女が出る5年生の部の試合が始まる。
うちのチームは怪我で棄権した子がいたので、4人で戦うことになった。
次女は4人の中で一番体が大きいため、大将だった。

一戦目、次鋒―○、中堅―引き分け、副将―○で次女の出番となる。
相手チームの大将は、次女より10kg以上重い女の子だった。

かなり体格差があって、これは無理じゃないかと思ったのだが、次女は落ち着いた様子で、自分より大きい相手を普通に振り回していた。

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相手の子は大外刈りを何度もかけてきたが、それらを上手くかわし、最後は大外刈りを返して一本勝ちした。

二戦目は20kg近く重い子と当たって負けてしまったが(チームとしても負けた)、自分の娘のかっこいいところが見られて、茨城まで来た甲斐があったなあと思う。

あと、廊下で夫に試合結果をメールしていた時、目の前を小川直也さんが歩いていったのも嬉しかった。

中学校柔道選手権

5時半起床。弁当を作り、中2息子と中1長女を起こす。

今日は息子が今年最後の登校日で、長女は市の中学校柔道選手権に出場することになっていた。長女は計量があるので、朝食は摂らずに出て行く(なので弁当は朝昼2食分持たせた)

洗濯を済ませたあと、夫と小5次女と3人で県立武道館に長女の試合を観に行く。
長女は40kg級で、トーナメント表を見ると前回の大会で勝ったからか、シードだった。

一回戦、勝ち上がってきた2年生と当たる。向こうの方が力が強そうで、これは難しいかもと思ったのだが、長女は怯むことなく攻めていった。

何度か、一緒に倒れて寝技をかけられそうになってハラハラしたが、そこはひっくり返されずに耐えて立ち技で攻めて、ついに技有を取った。

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最後まで長女は技を出し続け、技有を守って優勢勝ちとなった。
二回戦は黒帯の2年生と当たってきれいに一本を取られて負けてしまったが、シードで一勝したので3位に入賞し、県大会に出られることになった。

長女は小学3年生から柔道を始めたのだが、力が弱く、体も軽かったせいか、試合では全然勝てなかった。
6年生になって、最後の3月の試合で勝ったのが、初勝利だった。

そんな長女が中学生になって、1年生で県大会に出られるほど強くなったことに、じんわり感動する。
指導してくれる先生に恵まれ、一緒に頑張る柔道部の仲間に恵まれたおかげだ。

小学校時代、なかなか勝てなくてつらい思いをさせてしまったが、長女が柔道を嫌いにならずに続けてくれて、本当に良かったと思う。

小学館謝恩会

午前中、歯医者とスポーツジムへ。午後は部屋を片づけたり掃除機をかけたり家事をして、娘達の帰りを待って身支度。小学館の謝恩会に出かける。

学校帰りの息子と駅で合流し、4人で日比谷の帝国ホテルへ。夫は会社の忘年会と重なって来れなかったので、自分だけで子供達を引率する。

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今年は乾杯の挨拶をされたのが青山剛昌先生で、コナン好きの子供達が喜んでいた。

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美味しいお酒とごちそうをお腹いっぱいいただいて、長女が明日朝練なので、20時前に会場を出る。

帰りの電車は大分混んでいて、21時前にかなり疲れて帰宅。風呂に入ったあと、読書して寝る。

ボヘミアン・ラプソディーを観に行く

朝、洗濯物を干したあと、小学校へ。小5次女のクラスで絵本の読み聞かせをする。
選んだのは原田宗典さんの『ぜつぼうの濁点』という絵本で、語り口が絵本というよりも小説的で面白かった。

ぜつぼうの濁点

ぜつぼうの濁点

 

帰宅して布団を干し、そのあとはずっと小説を書く。12時半までかかって、ひとまず「了」をつけられた。原稿用紙でトータル55枚。

自分の作品にしては後味が良い方だと思うが、そこにいたるまでが本当に酷い。嫌な話を書かなければ気が済まない性格をなんとかしたい。

ジムで運動したあと、そば屋で天ざるを食べて帰宅。そのあとは布団を取り込んでメルマガを書く。配信予約をしてから、夕方に中2息子、中1長女、次女を連れてショッピングモールへ。

去年のが小さくなってしまったので、出版社の忘年会で娘達に履かせる靴を買う。長く履けるように大きめを買ったのに、なぜそんなにでかくなるのか。

フードコートで安いハンバーグを食べて帰宅。風呂に入って子供に寝るように言ったあと、夫と映画を観に行く。


映画『ボヘミアン・ラプソディ』最新予告編が世界同時解禁!

ボヘミアン・ラプソディ』を、IMAXで観た。

自分は、洋楽を聴かない人間だったので高校生の時に友達が「フレディが死んだ」と号泣していても、それが誰のことか分からないくらいだったのだが、大学の先輩で夫になった人がクイーンのファンで、大量のクイーンのビデオとCDを観せられ、聴かされた。

それでクイーンを好きになったのだが、フレディが死んでからクイーンを知った身なので、ファンだとはもちろん言えない。

そんなクイーン好き(にわか)にとって、『ボヘミアン・ラプソディ』は最高の映画だった。ドラマとしても素晴らしいが、クイーンの曲を映画館で聴けるのが贅沢すぎる。
IMAXにしたおかげか、体全体で音楽を聴いてる感じがした。

幸せな気持ちで帰宅し、即寝る。今日はかなり動き回ったので、さすがに疲れた。

新連載始まりました

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本日発売の月刊ミステリーボニータ1月号より、漫画:加藤山羊/原作:矢樹純の新連載サイコサスペンスホラー『傀儡の檻 インダクション・ゲーム』が始まりました。

新人漫画家の主人公が、ある作家による原作付きの企画を引き受けたことから、じわじわとおぞましい事態に巻き込まれていくお話です。

第一話から、少女漫画誌に載せていいのかと不安になるような壮絶な絵面になってしまい、苦手な方はすみません。

ホラー好きな方にはきっと満足していただける内容ですし、そうでない方にもサスペンスとして楽しんでいただけるストーリーとなっております。

皆さま、どうかよろしくお付き合いください。

42歳になりました

今日で42歳になった。

子供達と夫が家を出たあと、予約してあった生まれて初めての鍼灸院へ。住宅街の中にある普通の民家に小さな看板が出ていて、白衣を着た小柄なおばあさんが施術してくれた。

ベッドに横になり、首と肩と背中に鍼を刺される。ツボの奥の方を鍼で刺激される感覚は、若干怖いが、とにかく効いている…!という感じがした。

鍼と並行して温灸もしてもらい、終わった頃には張っていた首の筋肉が触ってはっきり分かるくらい柔らかくなった。

これは素晴らしい、と思ったが、お金を払って帰ろうとしたところで、「今日はお酒は控えてください」と言われ、愕然とする。
誕生日祝いに飲むつもりで、好きな日本酒を買ってあったのだ。

詳しく聞くと、飲んではいけない理由は「血行が良くなると効き目が早く切れてしまうから」だったので、血行に影響が出ない程度に飲もう、と決める。

昼食に蕎麦屋で天ざるを食べて帰宅。部屋を片づけて掃除機をかけ、竹の子の煮物を作る。そしてクリスマスのリースとツリーを出す。
そのあとは昨日の続きで短編小説を読むが、すぐに眠くなり、寝てしまった。鍼灸師のおばあさんが「今日は体がだるくなると思います」と言っていたので、そのせいかもしれない。

夫は仕事で少し遅くなるとのことだったので、さきに子供達と蟹を食べ始める。

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山形の日本酒《白露垂珠 純米吟醸》を飲みながら、他にマグロやサーモンの刺身、しめ鯖と竹の子の煮物と。

軽く食べて洗い物を終え、風呂に入ったところで夫が帰宅したので、蟹とお酒の続き。子供達がお祝いに作ってくれたデザートのフルーチェと、クールン(レアチーズケーキ)もみんなで食べる。

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地味な誕生日だが、家族に祝ってもらえて、美味しいものが食べられて、美味しいお酒も飲めて、まあまあ幸せな人生だな、と思う。

バッドアート美術館展&吉村芳生展

今日は友達のT夫人と一日遊んだ。
https://www.kakiyasuhonten.co.jp/store/detail.php?id=40

新宿の『三尺三寸箸』で待ち合わせ、ランチビュッフェ。野菜たっぷりのおかずが何種類もあって、美味しかった。

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そのあとは水道橋に移動し、東京ドームシティのギャラリー アーモで開催中の『バッドアート美術館展』へ。

https://www.tokyo-dome.co.jp/aamo/event/MOBA2018.html

芸術の秋なので、美術館巡りをしようと、T夫人に気になる美術展がないか尋ねたら、これを提案された。

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自分の好みにあまりにもぴったりな美術展だった。アートを観ながらお腹が痛くなるという珍しい体験をした。

そのあと、東京駅に移動し、少しコーヒー飲んで休んでから、東京ステーションギャラリーの『吉村芳生 超絶技巧を超えて』を観て回る。

https://bijutsutecho.com/magazine/news/report/18899

これもT夫人が見つけてくれたのだが、バッドアートとは全く違い、息が詰まるような迫力と圧力を感じる展示だった。

写真を元に、2.5mmのマス目を写真と同じ濃淡になるように斜線を引いていくという途方もない手法で描かれた作品。

同じようにマス目で区切ったやり方で、色鉛筆で描かれた鮮やかで壮大な花の絵。365日分の新聞紙に描かれた自画像など、「この人でなければ描けない」という作品ばかりだった。とても価値のあるものを観た、と感じた。

観るのにエネルギーを使ったのか、出る頃にはかなりお腹が空いていた。
新宿に移動し、ハルチカのLad’s Diningでエビとカマンベールチーズのアヒージョ、枝豆のペペロンチーノなどをつまみに、ヒューガルデンやグースアイランドという美味しいビールを飲む。
仕事のことや旅行のこと、読んだ本のことなど、22時過ぎまでたくさん話し、帰宅したのは午前0時頃だった。大変楽しく充実した一日だった。

デザインフェスタ2018

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画像は買ってもらったウミウシ

夫の希望で、東京ビッグサイトで開催のデザインフェスタを観に行った。
息子はテスト勉強があるからと居残り。娘達と4人で朝から電車に乗って出かける。

デザインフェスタというのは、絵や雑貨を出展者達が並べて売るというイベントだとだけ聞いていたのだが、会場に入ってみて、その出展ブースの数と多様性に圧倒された。

https://designfesta.com/

広い会場に、これでもかというほど自分が好きなものを作って売る人が集まっている。とても楽しそうだった。

しかし、この中から「自分が好きなものを見つけて買う」のが、なかなか難しい。
人が多いせいもあるのだが、見て回るだけでエネルギーを使うので、買う判断をするエネルギーが減ってしまうのだ。

http://mamande.gozaru.jp/

この《maman》という手作りバッグの店でヤギのアップリケのついたショルダーバッグを買うかどうかでかなり迷い、結局留め具の開け閉めがしにくくて断念した。

自分は色々迷ったあげく何も買えず。
娘達には「欲しいのがあったら買ってあげる」と話していたのだが、「高いからいい」と遠慮されてしまった。
夫は雑貨をいくつか買い、自分にもカラフルなフェルトのウミウシを買ってくれた。来年また行くとしたら、事前に下調べをして、好みのブースを効率良く回るようにしたい。