やぎのくらし

小説家で漫画原作者の矢樹純のブログ

ぬか漬け、始めました

5時50分に起きて、息子が入試のためお弁当を作る。日曜なのでランニングは休み。息子を起こしてメルマガを書き、洗濯物を干してから息子を送り出す。次女と部活のミーティングに行く長女を起こしたあと、身支度してノートパソコンなどの仕事道具をリュックに詰めてバイクで家を出る。

昨日、ほとんど仕事が進まなかったので、今日は集中するためにネットカフェで作業することにした。最近よく行く電車で3駅離れたところにある店舗へ。コンビニで買ったサンドイッチで朝食を済ませてから『幸せの国殺人事件』の書籍化に向けた改稿を始める。

昼過ぎまで掛かって12枚。色々と伏線を入れる場面で、情報の出し忘れや間違いがないか確認しつつ進める。複雑な部分が終わったところで一旦外出。成城石井シンガポール風焼きビーフンを買ってきて昼食を済ませたあと、一休みして太田愛先生の『天上の葦』を読んでから仕事に戻る。

午後からは第四話の第五節に入る。ややこしい説明と緊迫した状況が続くので頭が疲れた。仕事の合間に、次女の部活の同学年グループのお母さん方とLINEのやり取り。卒業記念品のことなど話し合う。息子からもLINEがあり、試験の方は無事に終わったとのことだった。

16時半過ぎまで作業して今日一日で36枚。全498枚の400枚目まで進んだ。お土産にシュークリームを買って17時半帰宅。長女、ミーティングのあとに初めての献血をしてきたそうで、生まれて17年目にして血液型がO型だと判明した。

うちは夫がA型で自分がB型なのだが、夫は両親ともにA型、自分は父がB型で母がO型なので、夫がAOタイプだったということになる。生物で習った遺伝子型のことを久々に思い出した。

夕飯は夫がイワシフライを揚げてくれた。食後は長女が進路希望の調査書を出さなければならないので相談に乗る。

そのあとは古矢永塔子先生の『今夜、ぬか漬けスナックで』を読んだ影響で漬けてみたアボカドのぬか漬けや茹で卵のぬか漬けをつまみにワインを飲みつつ『天上の葦』下巻を読んで23時就寝。

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初めての謎解き

5時10分に起きてお弁当を1人分だけ詰め、今日が公立高校入試学力検査の次女を起こす。公立高校に通う長女は今日からしばらく休校になるので寝かせておき、ゴミ捨てしてランニングへ。いつもより短めのコースで2.2km走ってくる。

帰ってきて洗面台の掃除をして、次女を励まして送り出してからメルマガを書く。洗濯物を干して朝食を済ませ、コーヒーを淹れて資料読みをしたあと身支度をして、バスと電車で東京方面へ。

今日は同じ「このミス」大賞の出身であるあいま祐樹さんと、降田天さんコンビのお二人に誘っていただき、《ミステリーカフェ 謎屋珈琲店》で謎解きに挑戦することになっていた。自分は謎解きは息子の学園祭の展示でやっていたのを解いたことがあるくらいで、ちゃんと取り組むのはこれが初めてなので楽しみにしていた。

あまり乗ったことのない千代田線に乗り、今まで降りたことのなかった根津駅で降りる。早めに着いたので近くにあった根津神社にお参りをして、次女の試験が上手くいくように祈っておいた。

待ち合わせの13時にお店に到着し、あいまさんと、降田さんコンビの萩野さん、鮎川さんと合流する。Twitterなどでやり取りはしていたが、対面であいまさん達と会えたのは約10年振りだった。でも全然久しぶりという気がせず、傍聴の話や子供の受験の話、作品の話で盛り上がりつつランチをする。

お昼が済んだところで、一緒に注文したfile.5『探偵の証 原石の謎』の封筒を開け、4人掛かりで謎解きを始める。思っていた以上に難しかったが、ミステリー作家の皆さんのひらめき力がさすがで、物凄く頼りになった。自分1人では絶対に解けなかったような問題をスラスラ解いてくれて(自分も1つか2つは解けた)、途中まではかなりのスピードで進んだ。

しかし、最後にこれまで集めたパスワードの文字を組み合わせて言葉を作る、という問題があり、そこで紙を切ったり折ったり貼り合わせたりという工程が入ってきた。正解の折り方をすればその言葉が分かるはずなのだが、折り方がいくつもあって、なかなか本当の正解に辿り着けない。結局、3回チャレンジして最後の最後で『攻略証明証』をもらうことができた。大変だったが、みんなで相談しながらあれこれ考えるのがとても楽しかった。

謎解きが終わった時点で15時半を過ぎていた。全員帰る方向が一緒だったので、また電車の中で仕事のことなど話しつつ、それぞれ降りる駅で別れる。駅ビルのスーパーで買い物して18時頃帰宅。次女は一旦帰ったあと、自己採点をしに塾に行っていて19時過ぎに帰ってきた。失敗した教科もあったが、なんとか他のところで挽回出来そうとのこと。結果が出るまで安心は出来ないが、とりあえずはホッとした。

夕飯はスーパーで買ってきた餃子や鶏唐揚げなどのお惣菜と、週末に作ったポテトサラダで済ませた。食後はバレンタインに家族に作ったホワイトチョコのチーズムースを食べつつワインを飲み、録画のドキュメンタリー番組など観て23時半就寝。

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入試と改稿と記憶の扉

5時10分起床。土曜日だが息子が入試なのでお弁当を作り、部活に行く長女を起こす。そのあとゴミ捨てしてからランニングへ。いつもより短い2kmのコースを走ってきて息子を起こし、メルマガを書く。それから洗濯をして、忘れ物がないか確認して息子を送り出す。

次女は8時頃に起きて朝食を済ませて皮膚科へ出掛けた。自分は朝食のあと、コーヒーを淹れて仕事。『幸せの国殺人事件』書籍化に向けた改稿をする。昨日最後に直したページがいまいちだったので、まずはそこを加筆修正した。

午前中はその直しで過ぎてしまった。次女の巻き爪は、今日で治療終了とのこと。入試前に治って良かった。11時半にバイクで外出。スーパーと薬局で買い物したあと、洋菓子店で息子の試験お疲れさまのお菓子を買って帰る。昼食は以前買ったトマトバジルソースを使ってスパゲッティを作って食べた。具は冷凍のシーフードミックスと枝豆としめじ。簡単で美味しかった。

その後は副菜作り。人参のラペサラダを作り、それから夜に夫がイワシフライを揚げるというのでタルタルソースをたっぷり作った。家事を終えたあとは改稿に戻る。

第二話の後半、大事なエピソードや情報出しがあるため、頭を使う。緊迫感のある場面が続くので表現も気を張らなければならず、進みはゆっくりだったが丁寧に頑張れた。夕方まで作業して今日一日で20枚。全474枚の188枚目まで。

夕飯、揚げたてのイワシフライは美味しかった。タルタルソースも好評だった。食べながら子供達と『ダウンタウンvsZ世代』を観る。昆虫採集セット、自分も持っていたが怖くて虫に使ったことはなかった。確か夜店の景品でもらったのだという懐かしい記憶まで蘇った。

その後、夫と録画した『ついに未来がやってきた! 空飛ぶクルマ大全集』を観ていたのだが、ヘリコプターに似た車を見て、子供の頃に高速ヘリが毎回出てくるドラマを観ていたことを思い出した。さっきの番組で、昔の記憶の扉が半開きになっていたのかもしれない。クライマックスの音楽は思い出せたのに、なかなかタイトルが出てこなかったが、しばらくして『エアーウルフ』と思い出せてスッキリした。23時半就寝。

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絵本を読み、映画を観る

5時10分起床。お弁当を作って高2長女を起こし、古紙をまとめて回収に出してくる。今日は朝から出かけるのでランニングは休みにした。メルマガを半分書いたところで高3息子と中3次女を起こし、洗濯機を回して朝食を済ませる。

洗濯物を干すのを夫に頼み、身支度して家を出て小学校へ。絵本の読み聞かせボランティアの活動で、4年生の教室で『ながーいながーい手紙』(エリザベス・スパー作/デヴィッド・キャトロウ絵/青山南訳)を読む。タイトルの通り長い話だが楽しそうに聞いてもらえて、面白かったと感想をもらえて嬉しかった。

読み聞かせのあとは図書室で司書の先生の手伝い。百科事典のシリーズに訂正シールを貼る作業をする。1行だけのシールは楽なのだが、大きなものは少しずれると他の文字に被ってしまう。地図の一部を訂正するシールも、ずれないように貼るのが難しかった。

作業のあと、同じボランティアの友達とランチに行くことになり、駅前のサイゼリヤへ。うちと同じ受験生がいるお母さんなので、受験のことや子育てのこと、家族のことなどそれぞれ悩みを話し合う。お互い色々大変な状況だが、彼女の頑張る姿勢に励まされ、また話を聞いてもらえて気持ちが楽になった。

友達は仕事に行くので駅で別れ、買い物して帰宅。台所のシンクを掃除して掃除機をかけたあと、メールの返信をしてから朝の続きでメルマガを書き、見直して配信予約する。それから息子の受験校について夫と相談し、今後のスケジュールを確認する。

この辺りで疲れてしまい、仕事は原稿やゲラのファイルをざっと見ただけで、手をつけられなかった。夕飯は残っていた牛バラ肉に新たに買ってきた味付け肉を加えた焼肉ビビンバ丼と焼き鳥などのスーパーのお惣菜で済ませた。

夜は夫が珍しく観たいと言い出した映画『生きちゃった』を観た。結構重い内容の映画で、なぜわざわざこれを?と不思議に思っていたら、中盤で理由が分かった。夫はこの映画のエキストラに応募していたそうで、なんとライブ会場の客として仲野太賀と一緒に映っていたのだ。

単館上映の映画で、いつどこで上映されたか分からず、まだ観たことがなかったらしい。せっかくなので一時停止してテレビ画面を写真に撮ったあと、最後まで観て(良い映画だった)23時半就寝。

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年に一度の七草おにぎり

5時50分に起きて部活に行く長女を起こし、ゴミ捨てしてからランニングへ。Podcastで『OVER THE SUN』を聴きながら、いつものコースで2.7km走ってくる。息子と次女を起こしたあとはメルマガを書いて洗濯と朝食を済ませる。

その後、コーヒーを淹れて昨年の手帳の日記を読み返し、今年の手帳に2023年の抱負や歩み方の指針を書く。去年は色々と無理をして調子を崩すことが多かったので、今年は良い仕事をするためにも、なるべく人の手を借りて、自分を労っていこうと思う。

早めの時間に買い物に出かけ、スーパーと薬局で食料品や洗剤など買ってくる。帰宅して昼前から夕飯の支度。毎年この日に作っている七草おにぎりの具を作り始める。七草を刻んだものとサバの水煮缶を炒めてみりんと醤油で味付けしてご飯に混ぜ込み、それと並行して鍋いっぱいの豚汁も作った。

豚汁を煮込んでいる途中で昼になってしまったので一旦昼食にして、それから豚汁を仕上げて完成。メールの返信をしたあとはYouTubeで怪談を聴いたり、編集さんに以前資料としてもらった憑物や呪術の本を読んで過ごした。

夕方から七草の混ぜ込みご飯を握り始める。5合炊いた米で17個のおにぎりが出来た。子供達が塾から帰ってくるのに合わせて豚汁を温めて夕食。昨日作った酢の物と、さらに夫が餃子の残りも焼いてくれて、栄養満点な献立となった。今年一年、無病息災で過ごせますように。

夜はお正月用に買って食べるのを忘れていた菜の花にしん漬をつまみに日本酒を飲み、YouTubeでオカルトエンタメ大学が配信している『緊急検証!』という番組を観る。地上波では放送されていないようで自分は初めて観たが、「紅白オカルト合戦」や「怪村」、「怪山」など、どの企画も大変面白い。


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出演者のおしゃべりも楽しく、過去の放送分もぜひ探してみようと思う。23時就寝。

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仕事納めの翌日のこと

今日は一日休みにすると決めていたので6時50分にゆっくり起きた。起きる直前に見ていた夢で、母や伯母と居酒屋のような場所で飲みながら話していたのだが、母が何か言いかけたのを自分の話で遮ってしまったところで目が覚めた。今の母の話は、もう絶対に聞くことができないのだと喪失感を覚え、妙に悲しくなった。

ゴミ捨てしてから子供達を起こし、洗濯して掃除機がけをする。朝食を済ませてコーヒーを淹れ、メルマガを書こうとしたところで、普段デスクトップに置いている『メルマガ下書き』のWordファイルが消えているのに気づいた。

不思議に思いながら《最近使ったファイル》の中から『メルマガ下書き』を選択して開こうとしたところ、「この文書は削除されたか、現在アクセスできません」という恐ろしいメッセージが出た。自分で削除した覚えはないし、ゴミ箱の中を確認したが、そこにもない。

その後、削除されたファイルを復元するアプリを使ったり、他にも方法を色々調べてみたが、ファイルを復旧させることはできなかった。今年の9月に一度バックアップのファイルを作っていたものの、10月以降のメルマガが丸ごと消えたことになる。幸い、メルマガのサービスに配信ログは残っているが、今週書いた分は書き直さなければならない。

おそらく昨日、Wordが不具合を起こしていたことと関係があるのだろう。小説の原稿のファイルでなかったことが本当に救いだが、午前中はこの件に振り回されて、ほぼ何もできなかった。仕事納めしてのんびり本でも読もうと思っていたのに、いきなり出鼻をくじかれる。

昼前にバイクで家を出て郵便局でお年玉を書き留めで送り、スーパーと薬局で買い物してくる。昼食はお惣菜のとんかつでカツ丼を作り、子供達と食べた。そして午後からは新たに『メルマガ下書き』のファイルを作成し、消えてしまった分のメルマガを書く。

以前にも何度か原稿が消えてしまったことはあるのだが、一度書いた文章は結構覚えているもので、その時はそれほど苦労せず書き直すことが出来た。だが今回、小説でない文章だからか、頭の働きが悪くなっているからか、びっくりするほど記憶に残っていない。おそらく最初に書いた日記とは、だいぶ違うものになってしまった。朝に見た母の夢がこのことを示唆していたのかは分からないが、失われた最初の日記は、もう絶対に読むことが出来ないのである。

別に悲しくはないが空しい作業を終えて、妹の加藤山羊に電話。仕事の件で教えてほしいことがあったので、まずはその話を聞いたあと、Wordファイルの件を散々愚痴った。電話のあとは仕事納めが済んだら読もうと注文していた三津田信三先生の『みみそぎ』が届いたので早速読む。連なっていく怪談が、こたつに入って読んでいても鳥肌が立つほど怖い。

全体の2割ほど読んだところで夕飯の支度。今日は豚ロースのねぎ塩焼きにした。それと昼ご飯の時に作った三色ナムルと。夜はまた『クレイジージャーニー』(リヤカーを引いて徒歩で世界中を旅する人の回)を観てM・W・クレイヴンの『キュレーターの殺人』を読み始め、23時就寝。

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従弟の結婚式と長女の誕生日と

従弟の結婚式に出席するため、昨日の夕方に八戸に着き、ホテルに宿泊していた。
6時に目を覚まし、横浜の家族のグループLINEに長女への誕生日おめでとうのメッセージを送って、きちんと朝起きられたか確認する。全員ちゃんと起きていたので二度寝し、7時頃に起きて同室の妹の加藤山羊と朝食バイキングへ。スクランブルエッグやウインナーやサラダ、八戸名物のせんべい汁をいただく。

そのあとは部屋に戻ってシャワーを浴びてから美容室へ。まずは髪をセットしてもらったのだが、大体の希望だけ伝えて美容師さんにお任せしたところ、昭和のスナックのママのような迫力のあるヘアスタイルに仕上がった。

それから着付け室であらかじめ送っておいた母の着物(先月細谷正充賞の授賞式で着たもの)を着付けしてもらい、集合場所のロビーへ。親類達とマイクロバスで結婚式の行われるチャペルに移動する。

新郎新婦の晴れやかな姿やバイオリンの生演奏や讃美歌などに感動し、式を終えてリムジンで去っていく新郎新婦を見送った。そしてまたバスでホテルへと戻り、披露宴で美味しい料理とお酒をいただきつつ、二人の出会いから結婚までの軌跡をまとめた動画や職場の人やご友人のスピーチ、余興などを楽しむ。
新郎である従弟は中学から大学まで柔道をしていたのだが、大学の柔道部の後輩達がやってくれたビリーズブートキャンプの動画に新婚生活の秘訣をアテレコしてひたすらみんなでトレーニングする余興が面白かった。

16時半頃に披露宴が終わり、会場を出る。そこから急いで着付け室に戻って着物を脱いで段ボール箱に詰め、ホテルから横浜に発送する。そして新郎や親類や両親に挨拶して慌ただしくタクシーで八戸駅へ向かった。20分ほどの道のりで、タクシーの運転手さんから相撲の話(やたらと地元の力士や少年相撲に詳しい人だった)を聞きつつ、ヘアセットしてもらった髪を普通の髪型に結い直す。

駅で妹の加藤山羊と合流し、同じ新幹線で帰る。仙台で加藤山羊が降りたあとは黒史郎先生の『川崎怪談』を読んでいた。

「メカリバアサン」の怪談、自分は横浜出身のママ友に教えてもらい、「メカリババ」と呼ばれていたと記憶していた。あまりに怖かったので原作をした『怪談ルゥプ』の第1話に登場させたのだ。ちなみに『怪談ルゥプ』の怪談はこの1話目だけ実在の怪談をモチーフにしたが、それ以降は全て自分の完全創作だった。

東京駅に21時過ぎに着き、疲れていたので新幹線で新横浜まで。最寄駅に着いたのは22時頃だった。
帰宅してまだ起きていた長女に誕生日プレゼント(リクエストされた『変な絵』と漫画『宝石の国』の全巻セット)を渡したあと、誕生日のご馳走のマグロの中トロなどをつまみに軽くビールを飲んで0時半就寝。

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細谷正充賞授賞式

5時10分に起きてお弁当を作り、息子と長女を起こす。今日は出かける予定があるためランニングは休みにした。トイレ掃除をしてから次女を起こし、メルマガを書く。

洗濯のあと、コーヒーを淹れてから昨日考えた受賞スピーチのおさらいをする。そのあとは白井智之先生の『名探偵のいけにえ』を少し読み進め、遅めの朝食をとって荷物を準備して、着付けの予約をしていた美容院へと向かった。

まずはヘアセットをしてもらう。先週のメルマガで、予約を入れる時に名前の似ている別の店舗に間違えて電話していたと書いたが、自分が髪を結ってもらっている時に来店した若い女性がまさに同じ間違いをして予約を取り消してもらっていて、自分だけではないのだとホッとした。

その後、母のお下がりの着物の着付けをしてもらって支度が完了。着付けは小柄な年配の女性がしてくれたのだが、締めるべき紐や帯をギュッと締める手つきや手際の良さが達人のようだった。

そのあとは駅のコインロッカーに荷物を預けて神保町へ向かったのだが、途中でトラブルが発生する。和装用の小さなバッグにミニ財布とスマホとモバイルバッテリー、名刺とハンカチを入れたところ、荷物が多過ぎてバッグが壊れてしまったのだ。バッグ自体は見た目は元に戻せたものの、荷物を軽量化しなければまた壊れるので、神保町の画材店で手頃な巾着袋を買い、モバイルバッテリーやスマホをそちらに移すという対応を取った。

その後、16時に待ち合わせ場所の喫茶店前でエージェントさんと合流。混んでいたので近くの別の喫茶店に入り、サンドイッチをいただきつつ今後のスケジュールなど打ち合わせする。そして集合時間の17時に間に合うように、授賞式の開催場所である出版クラブへ向かった。

出版クラブに入ったのは自分は初めてだったが、螺旋階段が設られた吹き抜けの本棚に大量の本が並んだ様に圧倒された。控え室に通されたあとは細谷正充さんや他の受賞者の方や編集さんに挨拶して、式が始まるまで雑談していた。

18時、授賞式が始まる。会場は温かい雰囲気で、割とリラックスして細谷さんの受賞作品へのコメントなどを聞いていたのだが、受賞者のスピーチの時間が近づいてくると急激に緊張が高まってきた。しかも他の受賞者の皆さんがとても立派にお話しされるので、1分程度だからと簡単な内容しか考えてこなかったことを後悔したが、その場で考えて話すことなど自分には無理なので、賞に選んでくださったことへの感謝と今後の抱負を語って短い挨拶を終えた。

記念写真の撮影のあとは歓談の時間となる。自分は小説の方面ではパーティーなどに呼ばれた経験がなく、こういう場は初めてだったのだが、色々な出版社の編集さんやTwitterでしかやり取りしたことのなかった作家さんなどともお話しできて、とても楽しい時間を過ごした。

植松三十里先生の中締めのあと、光文社の編集者さん達に近くの中華料理店に連れて行っていただいた。2週連続神保町で美味しい中華をいただきつつ、出版に関することよりも、今時の大学受験は大変だということ(自分と同じく高3の息子さんのいる編集者さんがその場におられた)を主に話していた。

22時過ぎにお開きとなり、最寄駅に着いたのは23時半だった。夫に帰宅時間を連絡すると駅まで迎えに来てくれるとのことで、遅い時間なのにありがたかったが、なんと夫がバイクで迎えに来たため、トランクに入る荷物だけ持って帰ってもらった。和装で出席することは話してあったのだが、授賞式のあとは着替えて帰ってくると思っていたらしい。

結局タクシーで帰宅し、贈呈された花束を花瓶に活けてお風呂に入ったあと、日付は変わってしまったが一応いい夫婦の日ということで夫と酎ハイで乾杯する。夫が録画の『ぼっち・ざ・ろっく』を観るのを流し見ながら『名探偵のいけにえ』を読み1時就寝。

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柊サナカ先生と毒展へ

5時10分に起きてお弁当を作り、息子と長女を起こす。朝から出かけるのでランニングは休んだ。昨日書かなかった日記を書き、メルマガを半分だけ書いて次女を起こす。

洗濯物を干したあと、掃除機をかけてから朝食を済ませて身支度をする。昨日より早めの時間に家を出て上野へ向かった。電車の中では小川哲先生の『君のクイズ』を読んでいた。文庫本でなく単行本を持ち歩いて読むのは久しぶりのことだ。

国立科学博物館の前で小説家の柊サナカさんと合流し、目当ての《毒展》へ。「これは(作品に)使えそう」「これは(作品に)使いづらい」などと話し合いながら、毒を持つ動物や植物、鉱物について学ぶ。どんな種類の毒があるかというだけでなく、毒が生物の進化にどう関わっているか、人間がどんなことに毒を利用してきたかなど、様々な視点で毒を捉える展示内容となっていて勉強になった。

博物館を出たあとは駅前の方へ戻り、《さくらテラス》のレストランでランチ。美味しいローストチキンを食べつつ、柊さんと仕事のことや家庭のことなどゆっくりおしゃべりする。昨年末に光文社から発売された『マザー・マーダー』が細谷正充賞を受賞したお祝いに、素敵なプレゼントまでいただいて嬉しかった。

ランチを終えてもまだまだ話したかったので星乃珈琲に移動する。こちらではプリンを頼んでコーヒーを飲みつつ、仕事や家庭の愚痴などを聞いてもらった。

駅で柊さんにお礼を言って別れ、帰りの電車でも『君のクイズ』を読んで18時過ぎに帰宅。夕飯は昨日までのおかずの残りがあったのでそれで各自済ませてもらい、自分はおかずをつまみに晩酌しながら『君のクイズ』を読む。

22時半、読了。最後までひたすらロジカルな謎解きとドラマで楽しませてもらった。「頭の良い人はこういうふうに物事を考えているのか」と、賢い人の頭の中を覗いているような感覚にドキドキした。自分には書けないタイプのミステリーだ、と思うと同時に、自分が好んで書く《どんでん返し》は、こういう賢い人達とは違う頭の使い方で書いているのかもしれない、とぼんやり思った(賢くないので上手く言葉に出来ないが)。
洗い物を片づけて23時就寝。

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岡本太郎展へ

5時10分起床。お弁当を作って息子と長女を起こす。今日は早くに家を出るのでランニングは休みにした。洗濯機を回し、メルマガを書いてから次女を起こす。

洗濯物を干して朝食のあと身支度をして家を出る。そしてバスと電車で上野へ。赤羽で事故があったとかで東海道線が品川で止まってしまい、京浜東北線に乗り換えるなどしたが、早めに出たおかげか無事に予定の時間に目当ての東京都美術館に到着できた。

待ち合わせをしていた友達と合流し、今日の目的である岡本太郎展へ。絵や彫刻、梵鐘や椅子や食器や太陽の塔やタイル画や壁画など、盛りだくさんの展示をゆっくり見て回った。美術展の感想としてはそぐわないかもしれないが、とても楽しい時間を過ごした。

最後にショップでも買い物を楽しんで、13時過ぎになってやっと美術館を出る。お昼は上野に落語を聴きにきた時によく行っていた《下町バル ながおか屋》へ。その頃あったワインの飲み放題はやっていなかったが、サイゼリヤ並みに安い(けど美味しい)カラフェのワインを頼み、柔らかくて美味しいラムチョップを食べる。

友達と仕事の話や家族の話、健康の話などたくさんおしゃべりしながら、カジョスやアンチョビキャベツ、チーズテリーヌなどの美味しい料理をつまみつつワインを飲む。2時間ほどで出たあと、話し足りないのと酔い覚ましに駅に戻ってコーヒーを飲むことにした。ところが駅のカフェがことごとく満席で、しばらく駅ビル内を彷徨ったあと、駅を出て通りを挟んだ向かいにやっと空いているカフェを見つけた。

お茶しつつ1時間ほどおしゃべりして、上野から電車で一緒に帰る。東京駅で降りる友達と別れ、横浜まで。最寄駅に着いてバスの時間まで少し余裕があったので駅のスーパーで買い物をしたのだが、レジが混んでいてバス停までダッシュすることになった。そしてギリギリのところで乗り逃した。

18時過ぎに帰宅して、夕飯は昨日のポトフに具を足して温めて食べた。夜は久々にドラマ。Twitterで面白いという評判を見た『エルピスー希望、あるいは災いー』の第1話を観たらやっぱり面白くて、第3話まで一気観して0時就寝。

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