やぎのくらし

小説家で漫画原作者の矢樹純のブログ

今シーズン初おでん

5時20分に起きて弁当を作り、子供達を起こす。特に筋肉痛もなく普通にランニングへ。2.6km走ってくる。夫は昨日のブラジリアン柔術の体験で着替えをするのも大変そうなほどの筋肉痛を起こしていた。

掃除機がけをしてメルマガを書き、洗濯と朝食。コーヒーを淹れてClubhouseの朝会で今日やることを報告する。それからメールの返信をして来年までの大まかな仕事のスケジュールを立て、書き下ろし長編の改稿を始める。

昼前まで作業して外出。ケンタッキーでお昼を食べて、100円ショップとスーパーで買い物してくる。帰宅して夕飯の支度。今日はおでんにした。一度冷ます必要があるので早めの時間に作っておく。

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仕事に戻ってしばらくしたところで『マザー・マーダー』の編集さんから単行本の再校ゲラを明日着で送ったとメールが来る。時系列などを中心にいくらか指摘が入っているようだ。拾ってもらえて良かった。

ゲラに入る前に今月分の改稿のノルマの枚数を達成するため、ここからスピードを上げる。集中したかったのでサボり防止に画面配信をしながら作業。18時半までかかって56枚目まで進んだ。

今シーズン初のおでんは美味しく出来て、家族にも好評だった。明日はもっと美味しくなるに違いない。夜は昨日買った山本文緒先生の『プラナリア』を読む。

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お名前や作品名は知っていたが、作品を読んだことはなかった。だが私の好きな作家さんや多くの書店員さんや編集さんが先日の訃報の際に先生の作品が大好きだったと言っておられて、読んでみたくなった。

プラナリア」と「ネイキッド」の最初の2編を読み、《世の中の大半の人は自分と違って上手に幸せに生きている》という認識は間違っていたのかもしれないと、今さらになって気づいた。この作品が多くの人の心を打ったということは、多分そうなのだ。

ミステリーとサスペンスとホラー以外の小説を頑なに読まずにいたせいで、本当に物を知らずに、そしてこういう作品を手に取らずに、人生損をしてきたと改めて思った。でも、そのことにまだ本を読む時間が残されているうちに気づけて良かった。ベッドで朝宮運河さんのホラーアンソロジー『宿で死ぬ』を読み23時半就寝。

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